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19-20 PL 第1節 Arsenal × Newcastle 〜プレミアリーグ開幕! 若手の躍動と新加入選手の可能性〜

こんばんは。この記事が初投稿になります。19-20シーズンから、アーセナルの試合をメインに、雑談を絡めながら、観戦した試合の所感を記事にしていきたいと思います。といっても偉大な戦術系ツイッタラー(いや、レオザの弟子と言った方がいいか)のように、客観的な立場から卍高度な戦術卍云々に関しては全く語ることが出来ないので、それについてはご了承ください。しがないグーナーがわーわー言ってるだけかもしれませんが、もしよかったら読んでいってください。

1.チーム概要

公式からのスタメン発表以前に漏れてた情報?と同じでした。プレシーズンからずっと思ってますけど、SBがほぼほぼモンレアルとナイルズで固定なので彼らの疲労具合が心配です。モンレアルは歳だし、ナイルズはちょくちょく痛がっているし。エジルとコラシナツの欠場はいつまで続いてしまうのでしょうか。彼らの早期復帰のためにもロンドン警察にはいち早く犯人逮捕に向けて尽力してもらいたい次第です。あと話変わりますけど、海外の情報通によるとベジェリンは1ヶ月以内に戻ってこれるんだそうです。ティアニーとベジェリンの両サイドバックほんと楽しみ、つい最近アーセナルが公式で出してたトレーニングの動画もアツかった。

今年はキープ力とドリブルでもってサイドに展開&相手を引きつけられる選手(ex.)ぺぺ、ネルソン)がいるので、この4-2-3-1がエメリアーセナルの基本になりそうです。エメリ自身もPSG時代から好んで4-2-3-1を使ってたらしいので、今季はこれがハマるといいですね。個人的にはやっぱりラカ&オーバの2トップが見たいけど笑

1番驚いたのはネルソンとウィロックの同時先発起用ですね。アーセナルがPLにおいて10代のイングランドの選手を2人同時に先発起用するのは1998年以来21年ぶりだそうです。ここ長らくイングランド代表で頻繁に使われるアーセナルの選手が出てないなあと思ったので、この2人やホールディングには期待したい!と思ったけど、2018年ワールドカップでひたすらベンチを温めていた我らがアーセナルのストライカーがいたらしい。彼もワトフォードへの就職が決まってほっとしました。アーセナル戦以外で大活躍することを願ってます、頑張れウェルベック!

2.試合の流れ

分けるのが難しいな、①前半 ②後半part1 ②後半part2 にして話をしていきたいと思います。

①前半

まず初めに思ったのは「雨やべえな!」ってことです(小並感)。ピッチの状態が悪そうなのでそれが試合にどれだけ影響出るのかを心配してましたが実際100%の力は出しきれていないように思いました。

端的に言い表すと前半はひたすら「ムヒタリアン何でそうなるの?」の連続でした。相変わらずボールロスト多い、パス合わない、オーバメヤンしか見えていない。彼が中盤でもたつくせいで、攻撃の流れが止まることが幾度もありました。カウンターやらせたらここまで頼りになる選手も珍しいし、オーバメヤンとの息はピッタリなんですけどね。早く周りの選手との連携をうまく取れるようになってほしいです。いつまでもYo,Pierre!だけですね。

見てて個人的に1番驚いたのはゲンドゥージでした。昨季に比べて守備意識が大幅に上がり、ボールをキープする能力も上がったように思えます。実際、何回も彼の最大の特徴である幅広い視野からのロングレンジのパスこそあまり見られませんでしたが、昨季に比べて確実に成長しているなと思える出だしでした。まだ若干20歳の選手ですのでこれからも伸びしろに期待大ですし、エメリのお気に入りであることもあって、当分はトレイラ&ゲンドゥージがファーストチョイスになりそうです。トレイラどうしたんでしょうね。コパアメリカの疲労が取れていないのか。彼みたいに代表でガンガン呼ばれる選手はろくに休みが取れなないので大変。その点ラカゼットは招集外が多くて助かります。フランス代表で出てほしい!という思いも、個人的にはあまりありません。

全体を俯瞰してみると、アーセナルはムヒタリアン&ネルソンの雑さもあってか、サイドを中心に攻撃を組み立てることがうまく出来ず苦戦している様子でした。てかこの2人が結構下がってしまうせいで、攻撃がもたついてしまう感じですね。やはり彼らが高い位置を保つためにもトレイラの復帰が待たれます。ジャカは今日はまずまず良かったけど、やはり守備は軽い印象でした。一方ニューカッスル側は、個人で局面を打開できる選手がいなかったので、攻撃が単調&少なかったように見受けられました。そのため、チェンバースとソクラティスは終始良い意味で空気でしたね。このあとドリブルで突破する選手が交代で入ってきてやばくなるのはまだまだ先のお話。

②後半 part1

交代ありませんでしたね、スパーズ戦のときのような鬼の2枚替えでもあるかと思いましたが流石にありませんでした笑 TLは「なんでムヒタリアン変えねーの?」の嵐。わかる。

しかし、前半散々だったムヒタリアンが徐々に調子を上げてきたことによって中盤におけるもたつきが減り、アーセナルの攻撃がスムーズになっていったように思われます。試合に入りきれてなさそうなジャカも素晴らしい縦パスが何本かあり、攻撃が活性化されているのが目に見えてわかりました。

そんな矢先の58分です。ナイルズが素晴らしいインターセプトから1人で持ち上がり、フライパスを受けたオーバメヤンが落ち着いてゴール!本当にあっという間でした。いやナイルズ素晴らしすぎる、神。一連の流れ、本当に「よく見てるな」に尽きるプレーでした。ただでさえ本職じゃないし、プレシーズンから酷使されているのに、ここまでの完成度を誇ってくれる彼に感謝しかないです。これは僕の持論なんですけど、「良いチームには良いサイドバックが必ずいる」と思います。プレミアの2強はもちろん、バルセロナ、ワンビサカを獲得したユナイテッド(vsチェルシーで4-0)、バイエルン。いずれもワールドクラスと言って良いサイドバックを揃えています。一方で、いつまでたってもCLで勝てないPSGとかを見ていると、これらのチームに比べて明らかに劣ります。いくら前線を補強しても、後ろから組み立てることのできないチームは勝つことは難しいんじゃないかなあと思う今日この頃です。けれど、今年のアーセナルは両サイドバックに期待大ですね!早くティアニーのプレーが見たい…

③後半 part2 

64分にウィロックoutセバージョスinです。ここまでウィロックくんも随所に素晴らしいプレー(ダイナミックな持ち上がりなど)を見せていましたが、後半になって明らかに疲れが見えていたので、妥当な交代でしょうね。で入ってきたのがセバージョス。推し。やばいね。独特なドリブルが大好きです。しかし交代で入ってきたのは良いんですが序盤はミスも多く、試合に入りきれていない印象でした。まだまだこれから頑張ってもらいたいですね、応援してます。

67分にニューカッスルも交代のカードを切ります。ロングスタッフに変わって新加入のマクシマン投入。この選手はやばい。今季からニューカッスルに加入した新10番な訳ですが、特徴をわかりやすく説明すると、「足元がかなりあるザハ」って感じですね。いや字面がやばいですね。実際交代で入ってきてから何度もチャンスにつながる場面を演出しました。こういう選手は本当に見てて怖いですよね。いなくなった選手を若干批判するのはどうかと思いますが、イウォビがボール持ってもここまでワクワク感はありません。ザハ然りマクシマン然りこの差はなんなんでしょうね?相手にしているからでしょうか笑 エバートン戦でイウォビこわっ!ってなるのかもしれません。イウォビと瀬尾くんは容赦してくれ。

アーセナルも対抗して2枚目の交代のカードを切ります。71分にネルソンoutでペペin。いやーきてしまいました遂に。ワクワク感止まらないですね。思ったのがめちゃくちゃ足長いし足速そう。もう期待しかないですね。入ってからちょくちょく仕掛ける場面はあったんですけれども、他の選手がなぜかペペにボールを渡そうとしないので、これからの活躍に期待って感じですかね。これからの成長が楽しみです。

84分にはムヒタリアンに代わってマルティネッリが入ってきました。これは意外な交代でした。エメリのお気に入りなんですかね(去年のゲンドゥージ枠)。特に強いインパクトは残せなかったかな?

交代カードを切ってからは、新加入選手が入ってきたからなのかうまく連携を取れていない部分が目立ちました。というか昔からいた選手が新加入選手の積極的にボールを渡そうとしなかった印象です。そのためムヒタリアンにめっちゃボールが集まる謎現象が生まれていました笑 これからの彼らの連携に期待です。

また、アーセナルサイドはひたすらにマクシマンに苦労している感じでしたね。後半終盤疲れてる中でナイルズ本当によく頑張ったなって思います。個人的に今日のMOMですね。そのあとはジャカやセバージョスがうまく時間を使い()、なんとか90分耐え切りました!いやー良かった!アウェー戦クリーンシートという完璧な出だしで歓喜しかない。このまま無敗優勝よろしくお願いします。

3.採点

選手を10点満点で採点したいと思います。平均が7点になるようにつけたいかな。あと採点で言えば、最大手現地グーナーの「AFTV」さんが動画で採点(rating)しているのが有名なんですが、これ英語わからなくてもめちゃくちゃ面白いのでぜひ見てみると良いと思います。感情むき出しで採点してて思わず笑っちゃいます。

①レノ 8/10 

相変わらず安定したプレーを見せてくれました。ビッグセーブもあって、今年も「レノ神」でTLが埋まりそうです。

②モンレアル 5/10

正直良いプレーはありませんでした。良くも悪くもモンレアルって感じ。本当に「無難」って言葉がエルネニーと同じくらい似合う選手です。てかモンレアルの場合は、連戦でかなり疲弊してそうでした。コラシナツが本当に待ち遠しい…、こんなこと言うようになるとは思わなかった…。

③ソクラティス 7/10 

本当に空気だった。落ち着いて淡々と守備していた印象です。特筆して褒める点も見当たりませんね。強いて挙げるとしたらカードもらわなかったことくらい()ソクラティスがファールの判定食らったときに、肩をすくめて主審におねだりみたいなのをするやつ好きです。

④チェンバース 8/10

本当に成長していました。めちゃ安定してたし、縦パスもたくさん試みる。ソクラティスとの違いはそこでしかね。実質補強ですよこれは。正直ここまでしっかりしているとは思いませんでした。早くチェンバース&ホールディングの2CBを見たい!

⑤ナイルズ 10/10 

今日の個人的MOM。攻撃でも守備でも大活躍でした。良いプレーたくさんありましたね、DF一枚かわして中へのグラウンダークロス、インターセプト、マクシマンに余裕で追いつく…、言い出したらキリないと思います。エメリは彼を大事にしてあげてほしいと思うのが本音です。チェンバース右無理かな?

⑥ゲンドゥージ 9/10 

これも素晴らしかった。先ほど説明しましたね。守備意識、ボールキープ能力、確実に成長しているなと思いました。

⑦ジャカ 6/10 

結構評価している人多いみたいですけど、個人的には今回も「?」って思うプレーが多かったです。良かった点を挙げるとしたら守備能力の向上くらいと稀に出る神パスですかね。それ以外は味方へのバックパス指示、荒いプレー、ポジショニングの悪さ、いつものジャカだったなあと思いました。早くトレイラみたいなというのが本音です。

⑧ネルソン 6/10 

ネルソンも正直プレシーズンほどのワクワク感はありませんでした。ムヒタリアン同様彼に純正WGとしての役割が与えられていないからでしょうね。顔を出すべきところが多くて苦労していた印象です。まあこれからに期待しましょう。

⑨ウィロック 8/10 

ウィロックは神。ラムジー2世と言わんばかりの前への推進力、目を見張るものがありました。彼の大きなドリブルめっちゃ好きです。「おおーめっちゃボール前に進む!」みたいな。スタミナがないことが欠点ですね。これからの期待の若手No.1です。

⑩ムヒタリアン 7/10 

正直前半と後半で採点別にしてほしい笑 散々ムヒタリアンについては述べたので割愛します。前半5.5点、後半8.5点のイメージです。

⑪オーバメヤン 8/10 

点を決めたのでこの点数ですが、それ以外では必要最低限のことしかしていない印象です。まあストライカーってそんなもんなんですかね、点決めてくれればそれ以外はあんまり気にしなくていいのかも。今年も得点王お願いします。

⑫セバージョス 7/10 

随所に良いプレーを見せていたのですが、それ以上にミスが目立ちました。一回ジャカみたいなミスあったし笑 このミスはチームに馴染んでいないが故のものだと思うので、あまり気にする必要はないですかね。ホールディングとセバージョスが同い年という事実、割と違和感あります。若手感を感じさせない。

⑬ペペ 7/10 

あまりボールに触れる機会がなかったので評価は難しいですね。しかし、ボールを持った時は随所に良いプレーを見せていました(うまく体を使ってキープなど)。早くRAPの並びが見たい、楽しみすぎる。

⑭マルティネッリ 7/10 

これまた評価のしようがないですね。積極的な守備意識は好印象でした。エジルとか戻ってきたらラインナップから外れそうです。ローン出してあげるのが良いと思うけどなあ。

⑮エメリ 8/10 

エメリに関しては上々の出だしだったと思います。交代策も妥当でした。彼が得意とする4-2-3-1の良さこそ、あまり見られなかったものの、アーセナル2年目になって十分にプレミアの雰囲気に馴染んでいるみたい。個人的にはセバージョスとエジルを同時起用するのかという点と、ラカ&オーバの2トップは実現するのかという点が気になるので、それを中心にこれからのエメリを見ていきたいと思います。

4.まとめ

全体的にまずまずの開幕戦だった印象ですね。アウェーでクリーンシートを達成できたのはもちろん素晴らしいことなんですが、試合内容にフォーカスすると決して満点とは言い切れないものがありました。良かった点を挙げると、

昨季に比べて若手の成長が目に見えてわかった

全体的に層の厚さが上がった(サイドバックは除く)

ことが確認できたことで、逆に悪かった点を挙げると、

新加入選手が試合に入りきれていない部分が多かった

プレシーズンで使い続けていた選手の疲労が見られた

ことになるのかなと思います。

この2つの問題は新加入選手が打ち解けるのと、怪我組が戻ってくることによって解決されるでしょうから、気長に待つほかないですかね。

とりあえず勝てて良かった!本当にホッとしました。ちなみに余談なんですが、今日の試合で一番面白かったのは後半ATにジャカとセバージョスがあからさまに時間を使っていたところかな。てかプレシーズンから見てて思いますけど、セバージョスのずる賢さは良い意味ですごい。彼転んで痛がるのかなり上手いですよ。ダイバーと呼ばれない程度に頑張ってもらいたいです笑 あと関係ないですけど、今日のアルミロンのダイブはひどかった。

次は日本時間8/17(土)の20:30から、ホームでのバーンリーとの試合ですね(サタデーランチゲームありがたすぎる…)。待ちに待ったエミレーツ開幕戦なので、快勝して良い流れでアンフィールドに乗り込みたい!今年のアーセナルならいけると思います。COYG!ここまで読んでくださった方はありがとうございました。








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