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お母さんの言うことってなんか正しいように感じる

私は無意識のうちに親の影響を受けている。
例えば「大学に行った方がよい」ということだったり、
例えば「毎日朝ごはんは食べる」ということだったり、
例えば「休みの日は家で過ごす」ということだったり、
それが良いとか悪いとかは置いといて、私は「そういうものだ」と特に疑問も持たずに生きている。

けれど私がまだなんの常識にも染められず、どんな花が咲くかも知らないまっさらな土壌しか持たなかった時、純粋な「なんで?」がたくさんあった。
そして、納得行ったのかどうかわからないくらい年端もいってなくて、なんとなく「そういうものかあ」と当たり前のこととして自分の枠組みを作っているものって、今もきっとたくさんある。

「親になぜ逆らいにくいか?」と言うと、それが”自分に一番近く”かつ"自分から切り離せない"コミュニティだからだと思う。

例えば大人になったらいろんなコミュニティができて、「このコミュニティに拒絶されたら自分はもう生きていけない」なんてことはあんまりない。
住む場所も自分で選べるし、私は生きやすいコミュニティを選ぶ。世界の9割の人が自分を拒絶したとしても、残りの1割がいる場所で心地よく暮らせれば私はそれでいい。
けれど子供の時は選べない。「選べない」ということすら、知らない。最近になってやっと、自分が親が言っている事を無意識に受け入れようとしている事に気づいた。

「なんでそう思うの?」と言う言葉は、ともすれば人を責める言葉にも聞こえる。けれどただ子供が海や空の青さを聞くように、まっすぐに疑問を持てる、そして伝えられる人間でありたいな、と思う。


本を買います、って言える知的な人になりたかった。多分あれこれ使い道を夢見たあとに貯金します。