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編集ブティック「QED」を立ち上げます

編集者のくいしん(@Quishin)です。

2017年11月に独立し、最初はどうなることかと不安もありましたが、元アシスタントのもりぞー(@morizooo0825)や現アシスタントのたくよ(@tkysh0520)の力も借りつつ、なんとかこれまでやってくることができました。

2018年6月26日、夜。

この日もアシスタントのたくよと一緒に作業をしていたのですが、タスクを分解して仕事の割り振りをしていたところ、リソースが足りないということに気づきました

(ありがとうございます!)

忙しい分には問題ないのですが、このままでは、新しいことを何もはじめられない。

そんなことをたくよと話している中で、自分の進みたい方向を改めて言語化して確認したところ、「チームとして、名乗りをあげることがまず重要なのでは」という話に。

自社メディア、クライアントワーク、共に手伝ってくれる方を求めます。

「ウェブで、ライティングで、食べていきたい!」と考えている方、フリーライターの方、そして普段からお世話になっている方々に向けて。

僕の考えてきたことや、やっていきたいことについてお伝えします。

たくよに想いを託して、言葉にしてもらいました。

くいしんがしゃべったものをたくよが書く、いわゆる聞き書きです。

よろしければ、お付き合いください。

(以下、執筆たくよ)


チームをつくり、新しい価値を生み出す

今後の方向性は端的に言えば、“仲間を集めてチームをつくり、自社メディアの立ち上げにシフトしていく”ということ。

インターネットに、カルチャーに、助けられた身として、自分にできること……たとえば、編集やライティング、メディア運営を通して、それらに恩返しできる方法を模索していきたい。

今回はそんな想いから、舵を切ることに決めた。


カルチャーへの愛と、“編集”

ところで、あなたにとって、編集とはなんだろうか。

僕にとっての編集の原体験は、カルチャーに奥行きをもたせる存在としての認知だ。

思えば、編集とのはじめての出会いは、小学生の頃に読んでいたゲーム雑誌だった。

(さらに思い返してみると、当時、それこそ初めてライターや編集者という存在について知ったのは『ファミ通』編集部だった。そこにいた「風のような永田」という名前の編集者さんは、今はほぼ日で働いている)

普段遊んでいるマリオはどうやってできているんだろう。

誰が、どんなことを考えてつくっているんだろう。

そんなことばかりが気になって仕方のなかった子ども時代の僕に、任天堂の山内溥や宮本茂のインタビューがゲームの新しい楽しみ方を教えてくれた。

中学に上がって、興味の対象は音楽やお笑いへと移行。好きなミュージシャンの新譜が出るたびにインタビューを読み漁り、松本人志の出した本は余さず読破した。

それらの文章にぎゅっと詰まった、つくり手の哲学や情熱、そんな「カルチャーの向こう側」が僕の中で意味や文脈をなして繋がり、豊かな世界へと広がっていった。そしてそれは、僕の半径五メートルの世界にまで彩りをもたらしてくれた。

「すごい! よくそんなこと知ってるね!」

たとえばそんなふうに友人から声をかけてもらったこともある。

文章(編集物)があれば自分は認められる。

助けてもらえる。

救われる。

僕にとって文章はそういうものだった。

僕はあくまでふつうの人間である。

今も昔もそれは変わらない。

それでも、編集物と呼ばれる数多の素晴らしき文章たちが、僕というちっぽけな存在を、くっきりと形づくってくれたのだ。

他者の中に。

そして、自分自身の中に。

一億総クリエイター時代とも呼ばれる現代。「やったもん勝ち」の号令のもと、プロアマ問わず無数の作品が生み出され、刹那的に消費されていく。

果たして、それらの中のどれほどに、僕らに対して奥行きをもって訴えかける力があるのだろうか。

カルチャーに触れる若者が、そして未来の子どもたちが、それらのコンテンツにもっともっと深く入っていけるようなきっかけを、つくるべきなのではないだろうか。

そのために、僕らにはチームが必要だった。


編集ブティック「QED」

これは一義的には「Quishin and Editors」の略称である。

僕、くいしんと、志をともにする仲間たちの繋がりを意味する。ブティックは仏語で「小さな専門店」。つくり手の体温をそのままに届ける僕らは、あくまで小規模に、コツコツと耕していかなければならない。泥臭い仕事も実直に愛する、職人たちの集団だ。

第二に、「Quest for Editing」=「編集の探求」。

僕らにはまだ「編集とはなにか」その答えが完璧には見つかっていない。それはことによると永遠に解けない謎かもしれない。だが、希望はある。僕らは貪欲に、あくまで地道に謙虚に、その地平を進むことをやめない。

そして最後に、「Quod Erat Demonstrandum」=「証明終了」。

僕らの目の前にある、編集という世界。

それは誰も解くことのできない数式のように、難解で入り組んだ形をしている。けれど、だからこそ取り組む価値がある。編集がカルチャーに奥行きをもたせ、人同士のつながりを豊かにしてくれること。これこそ僕らが心血を注いで、証明すべき命題だ。

地道に、誠実に、編集を探求し、その価値を証明していく。

これが僕らのロードマップだ。




メンバー募集

はいっ。

くいしんに戻ってまいりました。

メンバー、募集します。

◯こんな方を求めています

・Twitter、Facebook、Slackを日常的に使っている方
・SlackやMessengerでこまめに連絡ができる方
・たまにMessenger通話する時間のある方
・泥臭く地味な仕事を愚直に続けられる方
・取材の下調べ・アポ取り・取材依頼など編集アシスタント業務をしたい方
・ppt等で企画書・提案書をつくれる方、つくるのが得意・好きな方
・現役でフリーライターをやっている方
・個人事業主の方
・上手なインタビューをできるようになりたい方
・くいしんの記事を読んで感動したことがある方
・くいしんにそこそこ興味がある方
・文化をつくりたい方

◯報酬について

報酬は、最初は月固定3〜5万円程度を想定しています。

もちろん、お願いできるお仕事の幅が増えたら、報酬は都度アップいたします。雇用形態は、業務委託契約です。

このエントリを読んでちょっとでも「一緒にやってみたい!」と思ってくれた方は、以下のフォームより、ご連絡ください。

諸々の情報を拝見し、「この人、本気だ……!」「できる……!」そう感じた方には実際に会ってお話を聞かせていただきたいと考えております(ランチご馳走します)。

以上です。

くいしん&たくよでした!

***

※今回は、アシスタントの募集ではなく、月固定で一緒にお仕事をできる人を探しています。そのため応募は都内在住の方に限らせていただきます

※ご応募から2週間以内に連絡のない場合は、大変恐縮ではございますが、ご縁がなかったものと判断いただけましたら幸いです。Facebookで友人申請をするので承認いただけましたらうれしいです

※SNSはアカウント名だけではなく、URLをそのまま記載してください

※フリーライターの方、歓迎いたします

ご応募はこちらから(Googleフォームが開きます)

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