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0430「営んでいる感じは正義」

子供の幼稚園の入学申請手続が、例によってアメリカ式でもめていて、今日こそ決着をつけようと学校の事務局に行っていろいろ調整した後、車借りてニュージャージーの倉庫に行ってプログラムの動作チェックをしに行った。

令和に変わる瞬間のお祭り感がちょっと辛くなっていた友人がいたのもあって、「ニューヨークなんて令和のレの字もないただの11AMですよ」ということを伝えるべく、倉庫に向かう様をinstagramで中継していた。ずっと移動風景だったのでコンテンツとしてはたぶん全然面白くなかったのだが、以前書いたLo-fi Hiphopみたいな感じで、パラレルに流れる世界線を表現したかったのだ。「全然令和じゃない日常があるんだぞ」と。

ただそれだけだとコンテンツとして微妙すぎるので、効果を向上させるために、自分の知る限りかなり令和と関係なく生きていそうな人の1人である父を無理矢理中継に参加させて、混乱する父に「絶対切らないでくれ」と言って、時折しゃべってもらった。彼は変わった人だが、鎮静作用のある人なので、コンテンツ的には正しかったと思う。

私もよくあるが、他者の臨在感というものは人間を救ってくれてるものだ。昔、母が「電車とかから見える家の明かりが好きだ」と言っていたことがあって、母に限らず結構みんな好きだと思うが、これも、人の営みがちょちょ切れている感じ=臨在感なんだろう。

突然こまっしゃくれてしまうが、仕事で南仏に行ったときに、アンティーブの駅の隣の建物に干してあった洗濯物がずっとひらひら風に吹かれていたのを見て、すごく気持ちよくて途中下車して1時間位見ていたことがあって、あれも、人の営みがちょちょ切れている感じなのだと思う。

instagramなので、結構いろんな人が見てくれたように見えたが、さぞかし意味のわからなかったことかと思う。しかし、そういうアンビエント中継のようなものはもともと結構可能性を感じていて、時計を映しながら好きな曲を流すとかでも、結構他者の臨在感みたいなものが出てきて良いような気がする。実際、日中の作業中に、SAGMEISTER & WALSHのウェブサイトを開きながらLo-fi Hiphopを流すと、すごい「リアルLo-fi Hiphop感」が出る。

日中はこんな感じでガチで人が作業している。さすがSAGMEISTER & WALSH、営んでいる。営んでいる感じは正義だ。

これを音声オンリーでやるサービスをつくりたいのだが、今使おうと思っているインフラでやるとサーバ費がすごいかかるから、なんか他に方法ないかなと思っている。昨日もつくろうと思ったのだが、酔っ払っていて、gulpの環境構築の仕方を忘れてしまって、心が折れた。

明日からはまた出張だ。どうにも通常営業モードにならない。アジア出張に行って帰ってきたらすぐ連休で、お休みが終わったら今日みたいに現場に行かなくちゃいけなくて、そしてまだ出張だ。机に座ってじっくり作業するタイミングがない。どうにも落ち着かない。

ワイヤレスマウスの、USBにくっつけるところがなぜかどこかに行ってしまって、すごく作業効率が下がっていたので、ニュージャージーの知らない街のBEST BUYに寄ってちょっと奮発してさらに良いマウスを買った。今までのマウスは、ホイールを勢いよく回すと、タガが外れてどこまでも回ってしまって癖があったが、今回は、歯止めが聞く感じで良い。令和はこのマウスで走りきろうと思う。

みんなにも読んでほしいですか?

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