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0408「もう本当にやめたい」

いろんな予定があまりに分刻みすぎて、結構初めてに近いくらいこの日記を書くタイミングを失った。岡山オフィスで働いたことなどをメモっていた形跡はあるのだが、東京の家に帰ってきたら帰ってきたで、ここ数日高速バス→カプセル→カプセルという睡眠環境だったので、速攻寝落ちした。

昨日というか一昨日は岡山オフィスに行って仕事をした。数時間ではあったが、すごくいろんなことを考えたし、行った意味があった。お昼は岡山のスタッフの皆さんと、岡山オフィスの岡田さんの車でうどん屋に行った。車でみんなでお昼を食いに行くという体験が東京やらニューヨークやらで仕事をしているととても新しくて、この人たちはこれを日常にして仕事しているんだなというのが見えて感動した。それはそれだけではなくて、オフィスに子供が出入りしてスタッフとコミュニケーションしたりとか、IHでお湯を高速に沸かせたりとか、1つ1つの職場には1つ1つの文化があるよなあ、と改めて思った。

私もかれこれ国内外のいろんな会社で仕事をしてきて、いろいろな文化の中で仕事してきたが、こういった個々の文化というのはすごく尊いもので、愛すべきもの・尊重されるべきものだと思う。

10時近くまで岡山オフィスで仕事しつつ、翌朝が大阪でプレゼンなので、三ノ宮まで出て、日本随一のやばいサウナである神戸サウナ&スパのカプセルに泊まることにした。

高速バス→カプセル→カプセルと、この三日間、そこそこアレな睡眠環境でやってきている。昔の自分は、かなり睡眠環境にセンシティブで、部活の合宿なんかで他の人と一緒に寝るようなシチュエーションになると、全然眠れなくなるタイプだった。

ところが、過酷な睡眠環境で眠ることを繰り返していると、不思議なことに他人のイビキが睡眠を促進したりするようになるのですごい。

何はともあれ、高速バスでもカプセルホテルでも、すごい素敵だな、と思うのは、「みんなで一緒に寝ている」ということだ。不特定多数の知らない人たちが集まって無防備になって寝ている。これはすごくピースフルで幸せな状況だなと思う。

「みんなで一緒に寝ている」系で一番素敵なのは、韓国サウナ、俗にいうチムジルバンだと思う。チムジルバンというのは本当に素晴らしい文化だ。サウナ→水風呂という、日本サウナのスタイル、サウナ→シャワーという欧米スタイルに対して、チムジルバンはサウナとアイスサウナという氷室みたいな氷点下の部屋を行ったり来たりする。

で、サウナと同じフロアに大概は「雑魚寝スペース」というものがあって、みんなそこで朝までゴロゴロしている。床は韓国式のオンドルになっていて暖かいので、床に雑魚寝するとポカポカして気持ちいい。で、本場のソウルのチムジルバンなんかだと、そこに、老若男女、いろんな人たちがひしめき合いながらみんなでゴロゴロしている。

カップルが抱き合いながら寝ていたり、子供がスヤスヤ寝ていたり。最高に平和な風景がそこに現れる。他にも独特な文化があって、サウナ上がりに、味付け卵とシッケという米を発酵してつくった冷たい伝統飲料をやる。このコンビネーションは素晴らしくて、波状的に暖められた身体に、シッケが超沁みる。

誰がこんな組み合わせを考えたのかわからないが、人間は生活を重ねていくと、何が一番気持ちいいのか、どうすると一番おいしいのか、最適化を進めていく。それが熟成されて結実したものを「文化」と呼んだりするのだろうなと思う。文化になっているものは、大なり小なりぐっとくるもので、そういう文化は国から会社みたいな小さいコミュニティにまで、いろんなところに存在していて、そこにしかない感動とか感覚を呼び起こす。だから、岡山でお昼休みに車で食いにいくうどんは、何か知らないけど妙にうまいのだろうなと思う。

やや二日酔い気味ではあるが無理やり書いた。これは一昨日の分なので、後で昨日の分も書かなければいけない。すごい面倒くさい。もう本当にやめたい。

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