0620「今回の騒動について」

傷が癒えたと思うとひどいものを見せられてどん底に落ち込む。本当にウンザリだ。息を吸おうとすると上から頭を押さえつけられるような感じだ。仕事でこんな惨めな思いをするのは数年ぶりだと思うし、この、金属の味みたいのは一生忘れないのだろう。そういうのを忘れないで怨みで前に進む人なのだから仕方がない。カシューナッツを食っても、抹茶を飲んでも、金属の味がする。

さすがに何も書く気にならないが、今日ふとしたことから、最近女性を殴って無期限活動停止になったYouTuberの方の謝罪動画を目にして、そのおすすめ動画をたどっていて、「今回の騒動について」というタイトルで、YouTuberの方が不祥事とかを、白背景の空間で正装してお詫びするのが謎のフォーマットになっていることを知った。

私自身、つらいことが多いので、ニューヨークの地下鉄に乗りながら、いろんな人の「今回の騒動について」をたくさん見ていた。自分より大変なことになっている人がこんなにたくさんいるんだ。がんばろう、という趣旨だ。これが、女性を殴った方の「今回の騒動について」だ。

これは、有名な、はじめしゃちょーさんによる「今回の騒動について」。全然頭に入ってこないのだが、この方は女関係でいろいろあったっぽい。ある種、最も有名な「今回の騒動について」なのではないか。
基本的に、正装してカメラをちゃんと見る。もちろん、声のトーンは神妙さを強調している。

この方はよく知らないのだが、よく知らない上に、どんな問題があったのかさっぱりわからない。知らない人間にとっては、「知らない人に突然謝罪される体験」だ。

この方は、何があったのかが、結構壮絶なプロセスが語られている。しかし、実のところなんなのかよくわからない。いろいろな愛憎劇がそこまであったらしい。ヒカキンやUUUMも巻き込んでしまったらしい。

知らない人が謝罪している動画を見て、同じチャンネルに行くと、この神妙にしている人がすっかり元気になって、カラオケではっちゃけていたりする。時系列的に、この後、この人は何かをやらかして「今回の騒動について」状態になることになる。しかし、「今回の騒動について」後もすっかり元気になって新発売の飲み物をレビューしたりしているようだ。頑張ってる。

この方は少しカジュアルさがある「今回の騒動について」

これは、女性による「今回の騒動について」。この方の特徴は、お辞儀で完全にフレームアウトして消えるところだ。謝罪中にいなくなる。圧巻はラストで、お辞儀していなくなったまま動画が終わる。

この方は白バックの場所が見つからなかったっぽい。 やはり、白バックじゃないと、説得力に欠ける部分は否めない。

なんとなく、徐々にこのフォーマットが大喜利じみた匂いすら醸し出しているのが面白い。
こんな感じで、地下鉄でずっと「今回の騒動について」を観続けていると、自分はなんでこの街にいるんだろう、と思う。

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qanta

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