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1012「最後のウンコ」

今回は久々にひどい時差ボケで、依然として直らない。またわりと遅くまで寝てしまった。遅い時間まで寝てしまうと損した気分になるのは今も昔も変わらずで、どうにも調子が出ない。日本の台風は大変だったようだが、実家は大丈夫だったらしい。

末っ子の長女が9月から保育園に行き始めたら、いよいよ自分でトイレに行くようになって、基本的に日中はオムツははかないようになった。これが何を意味するかというと、概ね5年半くらいに渡る子供のオムツを替える生活がいよいよ終わるということだ。もちろん、妻の方が圧倒的な回数替えているので、私がそんなことを言って感慨にふけるのはチャンチャラおかしいかもしれない。しかしそれでも、さすがにもう子供は増えない気もするので、恐らく、子供のオムツを替えるということはこの先ほとんどなくなる。

うちは一人目の長男と二人目の次男が離れているので、一度は長男がオムツを卒業して、アメリカに来て次男が生まれるまではしばらくオムツのない生活だったが、アメリカに来たらすぐに次男が生まれた。次男がオムツを卒業する前に長女が生まれたので、つまり私のアメリカ生活というのはほぼオムツ生活ということになり、常に家にオムツがある場所で生きてきたことになる。ここから先が、オムツのないアメリカ生活だ。

子供がいると、「初めて」ということが多いというのはよく言われる。「初めて笑った」とか「初めて立った」とか、「初めてディズニーランドに連れて行った」とか、わりと何でも初めてになるが、こんなふうに、「最後の」も増えていく。もしかしたら長女のウンコを拭くことはもうないのかもしれない。12歳になる長男を抱っこして歩いたのはたぶん3年前くらいが最後だが、今はもう抱っこするには大きすぎるほどの大男になりつつあるし、すね毛が生え始めていたので、抜こうとしてみたらすごく怒られた。子供はでかくなると、抱っこできなくなる。

今がとても幸せなので、このまま何も始まらずに何も終わって欲しくないなと思うが、少しずついろんなものが終わっていく。今日という1日も、遅く起きたせいでもうすぐに終わってしまう。

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