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1011「チャレンジャー」

この夏は、結構長い間日本にいたが、常に喉の奥に小骨というかわりと大骨が引っかかっているような状態をつくっていた心配事がいくつかあって、まあすごく忙しくなったものの楽しかったし良い時間だったのだが、たまーにそれを思い出してしまって、10分間我慢すべきサウナを6分で出てしまったりという程度には慢性的にしんどい状態ではあった。会社なんてやってると多かれ少なかれそういうのはあるわけだが、そんな心配事の1つが少し解決して肩の荷が少し下りた。

その関係で夜の作業中に抹茶を飲みすぎてしまって、全然眠れなくなってしまった。朝の7時から東京と電話打ち合わせだったのでそのまま寝ないで打ち合わせをして、午前中は眠って午後から集中して仕事をすることにした。

東京が台風ですごいことになりそうだというのがニュースなりタイムラインなり、業務用のSlackなりから伝わってくる。会社の人たちはもちろん安全な場所で仕事をしてくれれば良いが、父母や義母が心配だ。私の母などは、「自分だけは大丈夫」という正常化バイアスがすごい人なので、台風が本当にひどいときに買い物に行ったりしかねない。実際そういうことが何度かあった記憶がある。なので、ちょっとしつこめに雨戸を閉めておけ、とか、植木は中に入れとけ、などとお節介な連絡をする。もし、ガラス窓が割れてしまうほどの被害になるのだとすると、東京の自宅が結構心配だ。窓が割れて風が吹き込んでぐちゃぐちゃになってしまったらすごい嫌だなあと思う。

ちょこちょこ東京の様子が気になって、YouTubeで渋谷のスクランブル交差点のライブ中継を見たりする。

https://www.youtube.com/watch?v=q5U4AEiLt5U

台風といえば、錦糸町のサウナ、ニューウイングには「ジャスティスボタン」というものがあって、名物の「風の滝」の横に設置してあるボタンを押すと、このポスターに書いてあるようにゲリラ豪雨的なトロピカルっぽい雨が風に混じって降ってくる。これはとても素晴らしい仕掛けで、水風呂に入った後にやると、相当にしびれる。つまり、状況によっては台風っぽい大雨を裸になって浴びるのはたぶんかなり気持ち良いのだ。

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写真はこちらから

ラスベガスのどっかのホテル(DelanoだったかPalazzoだったか)のスパにも、サウナがあって水風呂がないくせに、その代わりにこれに近い、「熱帯の暴風雨シャワー」みたいなシステムがあった。やってみるとほぼ台風ではあるが、確かにとても気持ち良い。

そういうものがあるということは、誰かそういう嵐の中に裸で飛び出して「気持ちいい・・・」みたいなことをやっていた昔の人が結構いたということなのかもしれない。ピータンを最初に食った人などもそうだが、私たちは、いろんなチャレンジャーの屍の上に今の豊かな文化を享受しているのだなと思う。

台風が通過する地域の皆様はくれぐれもお気をつけください。

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