この３連休、日記にも書いていた通りわりと深刻な時差ボケに苛まれていて、ヘロヘロになっていた。こんなの初めてくらいのレベルでやられていた。参った。日中、全然身体に力が入らないのだ。昨日は、すぐ近くのいわゆるブロードウェイでお祭りをやっていたので、フラフラと外に出て、メキシコっぽい焼きとうもろこしを食ったりはしたが、そのくらいのもので、遠出する気力とかがない。家族にも申し訳ない。

昨日の夜は、「いだてん」の神回である第39回を見て、涙が止まらなくなってしまって、夜中に隠れて酒を飲みながら（登場人物が酒を呷る回なので、そういう気分でもあった）もう一度見たら増幅されて偉いことになってしまって、「ウアアアアアー」ってなった。この第39回、壮大な伏線回収回で、第１回から仕込まれた伏線がバキバキに回収されるやばい回だったので、そのまま飲みながら第１回の最初の部分を見たら、また偉いことになってしまって、「ヴアアアアアーーっ」ってなった。ネタバレになるのであまり書いてはいけないけれど、冒頭の２分くらいで、首都高の工事中の1959年の日本橋の風景に「浅草<->芝」の交通標識がバーンと映る。これを、第39回を見た後に見返すと、超やばい伏線だったことがわかる。第１回にはそういう伏線が埋め込まれまくっている。

酒を飲んだのは、とっとと寝て時差ボケを解消する意味合いもあったのだが、３時くらいにはパッと目が覚めて、しかも酒も抜けていて、全然眠れなくなる。そのわりに顔は昨夜の涙で腫れぼったかった。

相変わらず力が入らなくって、子供の相手をしたりしながら、気づくと布団で20分くらい気を失っては起きて、20分くらい気を失っては起きて、を繰り返す。何も生産的なことができない。どんどん自己嫌悪になる。布団にうずもれながら、

「今の自分は腐った豚だ。腐豚（ふとん）だ」

といううまいフレーズを思いつき、腐豚状態のまま、今日の日記に書こうと思ってメモする。長男が数学の問題がわからなくて聞いてくる。「ちゃんと綺麗な字で書け、答えには単位を書け」とか偉そうなことを言いながら、「お父さんがこんな腐った豚野郎でごめんな」と謝る。人生短いのに、もう半分以上過ぎちゃったかもしれないのに、腐豚として１日を過ごしてしまった。

最近気づいたことの１つとして、「真面目に働いた日のことは、嫌なことがあろうが辛かろうがなんだろうが、否定しようがない」ということがある。その日がイマイチだったな、と思った場合、それはその日、自分があんまり真面目に働かなかったからなのだろうと思う。仕事しなきゃダメだな、と思うが、それ以上に、仕事を続けられる身体づくりが大事だなと思う。

気を取り直して、夜になってから「腐豚卒業や！」と思って、「いだてん」の影響もあり、突然全裸になって冷水シャワーを浴びて、MTGに臨んでガーッと働いた。長男がびっくりして爆笑していた。最後の数時間で今日は悪くない日になった気がする。

わいはもう腐豚なんかやない。腐豚卒業や！ あんじょうしたっておくんなはれ。