昨日は、「あおぞら技術用語」の新しいやつが公開された。大学に入りたての頃のつらかったヨットサークルでの思い出を綴っている。この記事にあるように、ロケット花火を目に当てられたときは本当に何も見えなくなってしまってかなりびびった。本当に失明したかと思ったし、その後病院の検査に行ったら、ごく軽い白内障・緑内障みたいな症状が出ていたらしい。

すごい昔に書いたこの日記のとき、失明するんじゃないかと思ってすごくどきどきしたのはこの事件が理由だ。

昨日、ニューヨークに住んでいる作曲家の國本さんにお会いしたときに、國本さんがつくったチーズケーキを頂いた。國本さんの奥さんが前にこんなことをTwitterに投稿していて、なんとなく、「國本さんのチーズケーキ力が上がっている」という認識がふんわり残っていて、「おお！ これがあの有名なチーズケーキか」と内心思った。こんなところでご相伴に預かれるとは。内心、「キター」と盛り上がっていた。

で、実際に家に持ち帰ったら、５人家族でむさぼるように「なにこれうまい」状態になり、７分くらいで全部なくなった。

焼いてあるようで中身はレアな感じの、ちょっとそのへんでは食えないレベルのチーズケーキだと思った。國本さんによると、この本を参考にしているらしい。

「人生最高のチーズケーキ」ってすごいタイトルだ。「炭水化物が人類を滅ぼす」以来の肉食表現かもしれない。しかし、國本さんのチーズケーキは、かなり人生最高に近いものだったと言える。國本さんは、こういう繊細なものをすごい勢いで求道して実際につくりあげたりする才能がある人なので、うらやましい。私なんか、６割くらいで満足してしまう。「ああ、自分は突き詰めてものをつくることに向いてないんじゃないか」とか、チーズケーキ１つで思わせられてしまう。

そろそろ日本に長めの帰国して仕事をする感じになるのだが、今回はわりと、しゃべることに注力しようと思っていて、あまり温浴施設に入り浸らずにいろんな人にお会いしようと思っているのだが、人見知りかつ出不精であるがゆえに、なかなか人に連絡しない。それでも連絡すると「是非！」と言ってくださる方がたくさんいて、自分は幸せ者だなと思う。