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0301「クリリン速すぎるよ」

妻に、ここ数日の日記がひどいと言われていて、確かに自分をけなしたり人を貶めたり、何の肥やしにもならない感じだし、妻のいうとおりそんなことばかり書いていると品性を疑われるぞというのはそうだと思う。

ロサンゼルス出張の目的は、長期に渡って仕込んでいるプロジェクトのコアな部分をLAの開発チームとつくっていて、それの細かい確認とディスカッションのためだった。で、もちろん詳細書いたらダメなのだが、出来上がりつつあるそれが、完全に体験したことがない未来になってしまっていて、久々に仕事がらみのこういうので全身がしびれた。「これは勝ったぞ」と、何に勝ったのかわからないが思った。

と同時に、しばらく一緒にやってきた開発チームは、初めて一緒にやる人たちだったのだが、完全に「本物」であることが確認できて良かった。アメリカという国は本物のすごい人と偽物のひどい人の差がやたら激しいのだが、貴重な本物の職人と仕事するのは、最も重要なポイントだ。という意味ではこれは運良く、今後も末永くやっていきたい相手であることを確認できたので、これはプロジェクトの進捗以上に収穫だった。

しかし、本当に久々に「ちょっと引くレベル」の良いものを見た。

ロサンゼルスには、ニューヨークを卒業したり、家族ができて移住したりしている、「元ニューヨーク組」というのがいて、近しい友人もたくさんいる。朝は、ニューヨークにいた頃から家族ぐるみで仲が良かった友人に今やっていることを説明しに行った。

彼はニューヨークの有名なスタートアップの社長を退いて、今は本を書いている。もともとライターだったのがスタートアップに走った人なので、いろいろ考えている。

やはり、ニューヨークにいた頃よりキャラがふんわりし始めていて、ああ、こっちの方で働くとそういう感じになっていくのだなと思って、少しうらやましかった。

そんなわけで、人に会いに来ているので、こういう出張の場合、いつも以上に人に説明したり議論したりする。ので、ずっと英語をしゃべっている。最近、知人の同時通訳者である関谷英里子さんが書かれた「カリスマ同時通訳者が教える ビジネスパーソンの英単語帳」を読んだ。

その影響で、結構そこで紹介されていた単語たちを意識してしゃべったりするのだが、この本は本当に素晴らしくて、ビジネス英語というより、英語を全体的にかっこよくするための本だ。あんまり例を出したりするとネタバレになるので書かないが、「◯◯」って言うんじゃなくて「▲▲」って言ったほうがそれっぽい、という表現がたくさん載っていて、これは確かに普段無意識に「こっちのがかっこいいな」と思って選択している言い回しだったりして、改めて説明されると「なるほどなー」と思ったりする。もちろんあんまり知らなかった表現もあったので、すごく尊い本だと思った。

とか偉そうなことを言っているが、日常会話とか仕事とかはもはや問題ないけど、未だにテレビで英語版のドラゴンボール観ても、クリリンが言ってることがよくわからない。クリリンはしゃべるの速すぎる。何年この国に暮らしたらクリリンが言ってることを聞き取れるようになるんだろうか?

例の毎日触れている絶対成功するビジネスのアイデアなのだが、酒が多少入ると思い出せなくなっちゃって、今日は思い出せない。

みんなにも読んでほしいですか?

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