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安物買いの時間失い

私は今、電子工作真っ最中だ。

実を言うと、一時間ぐらい前から真っ最中だったのだが、何一つ進めることができなかった。

原因は何か?

中華モンである。

一か月ほど前、Arduino Nano Everyという製品を使って電子工作をしようとしていた。

しかし、私の不注意によって、Arduino Nano Everyは煙を上げて壊れた。

2000円強の資産を失った私は嘆いた。

そして、代わりの子を見つけようと、Amazonを漁った。

そこで見つけたのは、一回り安いArduino Nano Every。一にも二にもなく私は注文した。

やたら時間がかかって、完全に存在を忘れていた今日到着した。

「おうそうだそうだ」

私は一気に記憶を取り戻し、今日は暇だったため、早速製作の続きにとりかかった。

ブレッドボードに刺した時、妙な違和感があった。

旧Arduino Nano Everyを抜いて、新Arduino Nano Everyを刺したはずなのに、以前私がやった配線と合わないのだ。

不思議に思ったが、なんかの記憶違いかなと思い、先に進んだ。

PCに接続し、以前作っておいたプログラムを書き込んだ。モノが同じなんだから、問題なくできるはず。

そう思っていた。

ところが、できない。

エラーを返してくる。

何度やってもこうなる。

「どういうことだ?」

脂汗がにじむ。これまで使えないとなると、私はゴミにお金を払ったということになる。

調べた。自分の購入したものを。

何かおかしい……違和感。

「はっ!」

エラーメッセージにあるのは、「Atmega4809」この製品にあるのは「Atmega4808」。

……乗ってるマイコンが違う!

書き込めないはずだ。IDEは4809だと思って書き込みにいっている。ところが相手は4808。どれほど似ているのか似ていないのかは知らないが、別物であることには間違いない。

ど、どうすればいいのだ……。

正規品じゃないと書き込めないのか……?

いや、そんなはずはない! 互換性があるから売れるんだ!

情報を漁って、なんとか解決したので、ここに記しておこう。

①以下のURLをPreferencesのAdditional Boards managerに突っ込む。
これで、このなめたマイコンを作ったThinaryのボード情報を参照できるようになる。

https://raw.githubusercontent.com/Thinary/ThinaryArduino/master/Thinary-boards-index/package_thinary_index.json

②Boards ManagerでThinaryを検索するとこのボード(Thinary Nano Every)が出てくる。ここでInstallボタンを押す。
※これはインストール後の状態なので「Remove」になっているが、インストールしていない状態だと「Install」と出る。

③Tools-Board-Thinary AVR Boards-Thinary Nano Everyを選択する。
これでこのボードを認識できるようになる。


すったもんだあったが、ちゃんと書き込めるようになった。


今日の教訓。

安物を買うと、時間(届くまでに一か月ぐらい。設定で悩まされてさらに一時間)を随分損する。

こんなことなら正規品を買うべきだった。
新年の誓いは決まった。

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