架空アニソン祭2023後記

小豆沢Qは失踪してしまいましたね。
では、今これを書いているのは誰なのでしょう?

野暮なことはさておき。

今回、とっても楽しませていただきました。ワタシがやりたい放題やっただけですが、思ったより反応もいただきまして、今までで一番楽しかったかもしれません。

最初に謝辞を持ってくるのは変な気がしますが、最初から最後まで変な設定でやり通しましたので、今更気にしません。

まずは、もちろん主催の白乃さん。「自分の漫画の主題歌ってことで出たら?」と最初のアイデアをくれたとんかつさん。嫌な顔を100ぐらいしながら多少手伝ってくれた兄、同じぐらい嫌な顔をしながら絵を描き続けてくれたゆんぴょうさん。
本当にありがとうございました。

アニソンというのは、作品があってこそ光るものだと思います。想いが投影されてなんぼ。正直、タイアップされてるアニソンはクソだと思います。関係ないやん、誰やねんアンタ。という意識が真っ先にきてしまい、どんないい曲だろうと否定的に感じてしまう。

偉そうに述べましたが、ワタシ自身はアニメから10年ぐらい遠ざかってますので、あんまりよくわかってません。だからアニソンぽくしようと思っても土台の知識がないからできない。

さっきあんだけペラペラと批判したくせに、曲どころか、アニメに対する熱がそもそもないのであります。

「この嘘つき野郎、なんで出たんだお前は?」

という問いを投げかけられても答えに窮するレベルです(ほぼ誰も見てないからスピークアウトしてしまおう)。

アニメには興味無いけど、アニメ化というものに振り回される人間を描いてみることには興味があったということでしょう。

漫画やアニメという文化は、映像ありきなので重心の置き方が文学とは異なります。
キレイな絵だとか世界観だとかも重要な要素になってきます。

しかし、やはり、ワタシの場合は人間が描かれてなくては面白く思えない。

漫画みたいな舞台設定とステレオタイプなキャラがいればドラマが動き出す!
なんてことは100%なくて。
おおよそ、上滑りした話がだらだらと展開していくのです。
そういう小説も沢山あります。
具体名を出すことは避けますが、「そういう小説」が流行って、メディアが絶賛して、友達が勧めてきて、ということがあったとき、ワタシは「この国の文学は死んだ」と本気で思いました(今も変わらず死につつあると思ってます)。まるで漫画のような展開で全然面白くなかったから。

誤解なきように言うと、ライトノベルに関しては、最初から漫画的な描写、世界観を狙ってるから、それでいいと思います。あれは名称が悪いと思ってます。

小説よりか構造としては漫画に近いので、「字漫画」といったほうが、漫画好きにも手に取りやすいし、小説好きは思い込みで失敗しなくてすむから、全員が嬉しい。

ワタシが残念がってるのは、小説的に売り出してるのに、内容が字漫画な作品。設定だけで力技の展開してるから、「え? そんなことここで思わへんやろ? いやいや、そんな行動とるはずないやん! 今までの引っ込み思案なこいつはどこいったん?!」というツッコミまみれ出ご都合主義なストーリィになってて、とても読んでられない。

制作会社の倒産記事は茶化して書いてますが、社長が普段言ってたセリフというのは、ワタシの本心です。

そんなわけで、アニメは見ないし、漫画もほとんど読みません。文学のほうが高尚だ、とかそんなことは全く思いません。単純に趣味に合わないだけです。

それに、ギャグ漫画は好きです。
四コマもやってるし。
笑いを表現するために、とても良いツールだと思ってます。

もちろん、例外的に深い人間性を描いた漫画があるとは思ってますが、それをわざわざ読まなくても、いつも通り小説を読めばいいだけなので、プライオリティが低い。

というわけで、あんな形に落ち着きました。
アニメの中身はゼロ。
アニメ化というドラマ。


この期間中、「アニメに対する愛を感じた」みたいなツイートを見る度に申し訳ない気持ちになっていたので、この場で本音を吐露しとこうと思いました。
全然ないです。
ストーリィを描くツールとして使っただけです。

ボカロPをやめた時と同じ状況です。
ボカロに対してツール以上の感情を抱いたことがないという申し訳なさ。

なので、参加するのはこれが最初で最後になると思います。

話の流れを考えることは、ホントにとっても楽しかった。

次に繋がるいい経験になりました。

とりあえず……次はボカデュオで会いましょう! どの程度表に出るかは考え中です! 
歌い手さんがフロントに出てくれたらいいなぁ……という他力本願でいこうと思ってますが……場合によっては出ざるをえないのだろうか……戦々恐々しております。

ワタシはnoteぐらいの井戸端会議レベルの交流がちょうどいい。

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