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トラックボール(EX-G)の修理

私はトラックボールを愛用している。
もともとは兄から譲り受けたもの。使ってみるとマウスより圧倒的に楽だったので、すっかりトラックボール信者になってしまった。

それが、壊れた。

左クリックがチャタリングを起こし、シングルクリックのつもりがダブルクリックになったり、ドラッグしようと思ったのにすぐに離してしまったりと、とにかく通常動作もままならない状態になってしまったのだ。

そこで私は、以前から気になっていたトラックパッドに手を出すのだが、それはまた別の機会に話そうと思う。

今日は、壊れたトラックボールを修理した話である。

私のトラックボールは、エレコム製のEX-Gというものだ。
一応URLを貼る。そして、初めて知る。
結構お高いものじゃあありませんか……ありがとう兄様。
https://www.elecom.co.jp/products/M-XT1DRBK.html

なんてへたくそな写真だろう


チャタリングが起こっているということは、ボタンに問題があるのだ。
とりあえず分解するしかない。


こういう機器の裏側は亀の腹のようでかわいい。


まず、どこにネジがあるか。ぱっと見、ない。

トレジャハンタの血が騒ぐ。
滑り止めのゴムの下、ラベルの下。徳川埋蔵金のように丁寧に隠されていた。
特にラベルの下(写真赤丸部分)は盲点だったので苦労した。

そして、さらにここから苦労する。


道具ってみるだけで嬉しいですよね。

普通のネジではないのだ。
PH00とT6が必要になる。

分解する方は注意しましょう。

※そもそも、分解したるんやという意気込みがある人というのは、こういう特殊ドライバを常備していると思われるので、問題はないかと思います。ちなみに私は以下のセットを持っています。


いざ、御開帳。


バラバラ

スイッチを見るが、スイッチ自体はキレイなもので、外から見る限り何も問題ない。

ということは……。


病巣を発見

左クリックをするための機構部分。赤丸部分が基盤のスイッチを押すところなのだが、なんか変だ。大分摩耗している。右クリック用の機構と比較すると一目瞭然。

つまり、ここが目減りしてしまったせいで、うまくスイッチを押せなくなっていたのだ。

私は考える。どうやって修理するか?
そして、出した結論はこうだ。


安上りな修理

おわかりいただけただろうか。

機構部分に赤色の絶縁テープを貼った。以上。
これで摩耗分のかさ上げができるはずだ。


私はトラックボールを組み立て直し、その足で(変な表現ですね)このnoteを書いている。

つまり、直ったのだ。

ちゃあんとシングルクリックもドラッグもできる。

このnoteが、エレコム製EX-Gのチャタリングに悩まされている全国のトラックボーラーに届くことを願っている。

はたして何人いるのかは知らないが。

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