私ってなに?

私は天才だ。
あの人はすぐ怒る。
アイツは抜けている。

私の言う「天才」は私の頭の中で作られた「天才」である。
「絶対的天才」は存在しえない。
抜けている部分を見て「天才っぽいな」と思う人間も少なからず存在する。

他者に形作られる「私」には枠組みがあると思う。しかし、天才=私といった答えにはならない。
「私」という人間を他者が何らかの形で認識する。
「私」が何をやっても「私」になる。
見えない「私」という枠組みを、この空間を遊べるのは「私だけ」である。
たとえ、「無」という私であっても「有」を辿って「無」を認識する人間がいるはずだ。そこには「無である私」が存在する。

他者がいれば「私がいる」

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