くるりの新譜「THE PIER」を聴いた。

しばらくnoteというものをほったからしていたので、今回はこの話題。タイトル通りですね。

くるりの新譜「THE PIER」。変な新曲こと「Liberty&Gravity」。

PVもこれまた変で(もちろんいい意味で)、曲も今までのくるりのおいしいところを盛り合わせにしたような曲だと個人的に思っています。

そんな「THE PIER」を札幌芸森スタジオで先行試聴できるということで早速応募。見事45人の枠の中に当選できました。

この芸森スタジオ、非常に遠かった。地下鉄に揺られて終点の真駒内駅、更にバスに乗り15分。緑の多い道路沿いのバス停で下車し、スタッフの方に森の中のスタジオまで車で送迎してもらってようやく到着。

まさか自分の人生でレコーディングスタジオに来る機会があるとは…しかもプロ仕様で大好きなGalileo Galileiがついこの間にレコーディングをしたスタジオ!本棚のモヨコもレコーディングをしたあの芸森スタジオ!とテンションが上がりまくり。(アーティスト名が偏っているのは知識がないから)

試聴会は3部構成入れ代わり式で、スタジオに入った時に前の回の人たちが10人ほど出てきました(定員は15人)。しばらく待ち、ついにレコーディングブースへ!しかもこの回は私を含めて5人だけ。なんてもったいない…

レコーディングブースではくるりを長年担当されているエンジニアの方が案内をしてくださいました。曲間もアルバムのまんま、スタジオの高音質。ダウンロードやCDで聴くのと訳が違います。

アルバムを聴き終えたまず思ったのは、まるで鍋物のようなアルバムだったということ。くるりのポップさが出つつも、異国感、多国籍感、無国籍感の旨味が溢れているとても良いアルバムだということ。

あとは、会場ゆえに音質がとても良かったこと。特に、ある曲の(なんとなく名前は出さないでおこう)ウッドベースの音が体の芯に来て、すっと染み入るような感覚。あれはライブハウスでも、ヘッドホンでもそうそう味わえるようなものではないです。役得です。

そして、ちょっとネタバレ感がありますが、「Liberty&Gravity」を超える変な新曲があるということ…これ以上は言わないでおきます。一回聴いたら「ん!?」となること間違い無し。アルバムを買えばわかります。初回盤はハイレゾ音源に楽譜までついているという!すごいな、くるり。

アルバムを聴いた後は、エンジニアの方から解説や裏話を聴かせていただき、「もう2度と来れないんだろうな」と思いつつ、芸術の森スタジオを後にしました。最高の音質で味わうくるりの新譜は最高の一言でした!また試聴会、やってください!


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