ニューロンはバグるのか(傾向と対策)1. 難聴(?)

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あれは、忘れもしない、2015年12月18日のこと。
その日も私はいつものように起床し、いつものように朝の諸々を進めていました。
前日までとは何かが違うらしいと理解したのは、朝食をとった後、食洗機のスイッチを入れて身支度をはじめた時でした。
気付いてしまったのです。
「食洗機の音の聞こえ方がいつもと違う」
と。

食洗機の音、つまりは動作音。ごーーー、とか、じゃばじゃば、とか、そういう音。
自分で言うのもなんですが、私は元々耳が良く、もはやその範囲も超え“聞こえすぎてしまう”という領域に片足を入れた状態なので、騒音や話し声にはそれなりに敏感なのですが。
食洗機を買い換えたはずもない。部屋の間取りが変わったわけでもない。なのに、なんだかおかしい。聞こえづらい。どこだ? 左? 左……でも聞こえたり聞こえなかったりする? え? なにこれ?
……と、食洗機の周囲を右往左往しながら悩んでいたものの、遅刻の危機が迫ってきたので、仕方なくその場を離れたのです。

自宅から最寄り駅の間を歩きつつ状況の把握に努めたところ、「己の頭に対し左前方の前半分の音だけが聞こえない」という結論に達しました。図にするとこんな感じです。

言うならば「指向性のある難聴」といったところでしょうか。これでも耳には気を遣っているつもりで、直近で大きな音を聞くような機会もなく、そもそも一般的には難聴は「片耳or両耳全体が聞こえなくor聞こえづらくなる」という症状だと思われるので、自分でも全く事情が飲み込めず、ただ困惑するしかありませんでした。

そしていつものように駅に着きいつもと同じ電車に乗りいつものようにヘッドホンを装着し、いつもステレオのサウンドチェックに使っているコーネリアスの「Point Of View Point」をおそるおそる再生してみました。すると、

聞こえていない部分がその横のゾーンを使い圧縮されて聞こえてきました。ますます意味がわからず、墓穴を掘ったような、しかし聞こえるには聞こえるので少々安心したような、しかしやはり単純に少々気持ちが悪いような、そんな感覚に襲われたのでした。

某CDショップのキャッチフレーズの如く、音楽がないと精神衛生上よろしくない私と致しましては、「これが噂に聞く突発性難聴だったらどうしよう」という不安に襲われざるを得ませんでした。しかしその日は仕事場に行かなければならない日でしたので、聞こえづらい場面になる度に頭を動かして回避し、「突発性難聴は早めに治療しないとダメになる」という先人の教えに基づき、翌日の午前中に病院に行くことにしたのです。

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