ニューロンはバグるのか(傾向と対策)5. 検査、そして検査、さらに検査

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生まれてはじめて足を踏み入れた大学病院は大変システマチックというか合理的というか、もしくは徹底された流れ作業と言うべきか、そういった仕組みが導入されている場所でした。
まず、診察券を作るための用紙を書きます。初診専用窓口に行きます。用紙と紹介状とその他資料(私の場合はMRI画像入りDVD)を提出します。待ちます。呼ばれます。診察券と呼び出しマシーンとその他書類のセットを渡されます。ちなみに再診の場合は自動再診受付機から呼び出しマシーンが出てきます。それを持って受診科の受付に行きます。受付のお姉さんが診察券を読み込んでくれます。待ちます。呼び出しマシーンが鳴ります。マシーンの画面に表示された部屋の前まで行きます。ちょっと待ちます。呼ばれます。検査や診察と次回の予約をします。終わったら再び受診科の受付に行きます。受付のお姉さんが診察券を読み込んでマシーンを回収してくれます。会計窓口に行きます。受付のお姉さんが診察券を読み込んでくれます。待ちます。画面に番号が出ます。自動支払機でお会計します。終了。
早起きと体調の影響で半分寝ていた私でも順番通りにサクサク回れました。X大病院の外来には毎日3000人以上が訪れるそうなので、それだけの数を時間内に少ない負担で捌こうとするとこういったシステムになるのかもしれません。個人的にはとても良いと思います。

さて。私の場合、呼び出しマシーンに指定された部屋は検査専用ルームのようなところでした。初診なのでまずは一通り検査をしてしまおう、ということのようでした。紹介元も耳鼻科で紹介先も耳鼻科なので、まずはペーパーテストからはじまり、一般的な聴力検査、右半身と左半身のバランスをみる検査、耳の穴の中の撮影、目を閉じたまま歩いたりしてみるテスト、目がブレないか調べる検査、などなどをどんどんこなし、その後呼ばれた診察室で先生が一言
「今日の検査の結果には特に異常は見られません」
なんと……あれだけやったのに……。
「もう少し本格的に調べてみましょうか」
「お願いします……」

それから数多の検査をするべく複数回通院しましたが、何を何度やっても異常なしの連続でした。一番つらかったのは「わざと三半規管を狂わせる」という拷問のような検査で、あまりの過酷さにそのまま動けなくなってしまい、しかし外来の時間が終わり診察室も閉まってしまうということで車椅子をお借りし看護師さんに押されて院内を移動、ぐったりしながら会計を済ませた後に緊急外来のベンチで数時間寝込んでようやく自力で歩けるようになりました。あの検査だけはもう二度とやりたくありません……。

発症が12月18日。X大病院行きの紹介状が出たのが1月末で、X大病院初診が2月頭。そこから検査に検査を重ね2ヶ月と少々。その時の私はまだ知らなかったのです。これだけでは終わらないということを。

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