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世界が「べき乗則」で動いていると知った日にコーヒーが届く

マーク・ブキャナンという人の『歴史は「べき乗則」で動く』という本を読む。それによると、戦争も、地震も、火災も、種の絶滅も、みんな予測できない。
それは起きるときは起きるし、起きないときには起きない。それだけ。

けれども、俯瞰してみると、べき乗則(y=a^x)には従っているのだという。たとえば、戦争の規模とその発生数の関係など。

自分もたいへん気掛かりである地震も同様。地震予想は不可能だし、おそらく今後も不可能のまま。何年以内にどこどこで地震が起きる可能性は◯%みたいな報道はまず、信用しないほうがいいようだ。これまでも、当たったためしがないから。たぶん、精神衛生的にも、そのほうがいいように思う。

今朝は雨上がりと重なって陽射しが雨のしずくに反射してきれいだった。
郵便受けを見ると、遠方に住む友人から、コーヒーが届いていた。さっそく淹れて飲みながら、お礼のLINEを送る。

昼あたりから風が出てきた。植物が鳴っている。つぼみがつき始めたオリーブ、ブドウ。藤もトネリコも鳴る。カエルが鳴く。
久々に、サリフ・ケイタを聴いた。

こういう小さな幸せもべき乗則に従っていたら、嫌だなあ。
でもどうやら、人間の行動も、べき乗則に従っていると上の本には書いてあった。

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