見出し画像

X(Twitter), instagramの中華ソシャゲ新作の広告ジャッジ 2023年10月後半~11月前半版

【0】バズったタイトルに乗っかった悪徳商法「ベイラーレジェンド」

インスタグラムの広告で見た「ベイラーレジェンド」(Century Games Ple. Ltd.)のタイトルが
てっぺんをとれたらIQ180以上!? (ベイラーレジェンド) [iOS]
と変更し、「板と釘のついた状態から釘を外す」ミニゲーム(本編にないわけではない)の宣伝をし始めたと思いきや、10月後半には
スイカゲーム (ベイラーレジェンド) [Android]
( 証拠:似たようなアプリ一覧の一番目 https://m.apkpure.com/jp/valor-legends-bridge-maker/com.valorlegend.jp/download )
と変更し、トップの画像にあるような「スイカゲーム」のグラフィックを無断使用したゲーム紹介に差し替えられた。当然のことながら、本編はオープンワールドを探索する放置系RPGであるので、宣伝にある「スイカゲーム」のような落ち物パズル要素は存在しない。(ここテストに出すぞ~)
しばらくすると、類似アプリの注意喚起をした本家Aladdinから怒られが発生したためか、元の「ベイラーレジェンド」に改名し、ゲーム紹介画面も元通りになった。
https://x.com/aladdinx_jp/status/1708674807766933998?s=20
だったらまだ「X-ヒーロー」(Iceberg Game) のほうが許されてたよな。よくわからんミニゲームの広告を転々としてるし。2023/11/12執筆現在は「動物を助けろ!」になってら。


【1】中華って妖怪大好きだよね?「妖遊記~トントン名人になれ」

2023年10月31日リリースの新作ソシャゲ、妖遊記~トントン名人になれ (37GAMES) のinstagram広告を見ていると、やはりどこかで見たことのあるようなものが目につく。

https://www.instagram.com/p/CzDHC5ZtYHd/

※どうやらインスタ広告は埋め込みができないようだ。(Metaのザッカーバーグ、なんとかしろ)
ヴァンパイアサバイバーのような広告を出して爽快感を打ち出しているが、なにせキャラがそんなに可愛くない。小さい妖怪といいつつ狐にしか見えないのも変だし、法王(雲上の豚)がゴリゴリの風神雷神に倒されているのが哀れに見える。

https://www.instagram.com/p/CzDHDuyNwUH/

次の広告は、ブタオが結婚を断られて、連盟から追放されたあと自主訓練して強くなってリベンジして戻ってくるという概略だが、途中の漢字三文字の意味がわかんねえぞ?外国人特有のかっこいい文字を当てはめたか?

https://www.instagram.com/p/CzDHEVhtzv6/

次の広告は、カラスみたいな小さな妖怪が木を叩いて山頂でも冬山でも水中でも(それはサンゴにしか見えない)やり続ければ「仙人」のような強者になれるという概略だが、放置RPGにあるまじき表現だと思う。毎日ログインし放置すれば最強になれるのと、アイテム装備や自身を鍛えて強くすることとは相反することではなかろうか?

まあ、37GAMESの資金力は莫大なので、こうやって駅構内の横長広告(AKB駅しかないだろ!いい加減にしろ!)を出せるくらいの余裕はあるかもしれないけど、放置系RPGなのに面白さがいまいちな二番煎じってまじで運営が短命に終わる可能性があるからね。それでもペイできるのが中華の極み(良い意味でも悪い意味でも取れる)なんだけど。
あと、「ようゆうき ゲーム」でGoogle検索すると、「放置少女」(C4 Connect)のキャラである「養由基」関連のページが上位に出てくるので、「ようゆうきトントン」まで打たないとXの公式アカウントが出てこないのもググラビティに欠けています!

【2】ダイナミックな弾幕ってなんやねん!「スカイフォートレスオデッセイ」

2023年11月16日リリースの37GAMES傘下のG-CONG NETWORKの新作ソシャゲ、「スカイフォートレス-オデッセイ」の広告にはPPE41に所属していたグラビアアイドルの「伊織もえ」が出演している。
【公式】スカイフォートレス-オデッセイ (@skyfortress_jp) · X
そのインスタグラムの広告を見てみよう。

https://www.instagram.com/p/CzVrfLqAGZH/

無料100連ガチャはよくある宣伝用語で、実際は連続ログインが数十日あれば合計100回分は引けるということの証左である。多くのキャラもいてレアキャラも引けると思わせられる。

Xの声優紹介ポストでは、 い つ も の 豪華特典アマギフと声優のサイン入り色紙が抽選で当たると示しており、事前登録から力を入れてフォロワーを獲得しているようだ。

https://www.instagram.com/p/CzVscqfA-wo/

なぜかXでは見れない(そもそもXの検索もハッシュタグ汚染が酷いためマイナス検索しか見れない)ようなこんな広告もあり、典型的なプレイヤーレベル検問の最後で強者がやってきてみんなが驚くという構図になっている。もちろんギフトコードを入れたところで強くなるのもみんな分かっていることであるから、結局重課金プレイヤーが一番有利であることは変わりない。

弾幕工作・自動シューティング、多様なバトルシチュエーション、面白いミニゲーム(???)を中心とした横画面のパルクールRPGと謳っているのはいいとして、インスタグラムの名前が「ダイナミックな弾幕」という絶妙にダサいのがいかにも中華だなと感じる。それだったら東方シリーズやればええですやん。(元はWindowsPCのCD)令和の今際スマホで多種多様なものが出てきているので、二年以上運営できたら御の字じゃないかと。

【3】オードリー春日は仕事を選ばない!「文明と征服: Era of Conquest」

2023年10月27日に正式リリースされた「文明と征服: Era of Conquest」(SPOTLIGHT NETWORK LIMITED=4399en games傘下) はお笑い芸人のオードリーが事前登録時の広告から度々出演している。動画はようつべのEOC公式アカウントに上がっていたような気がするが、Xのキャンペーンツイートを紹介する。中華料理店での寸劇だ。

それはさておき、画像広告に中華ソシャゲのクオリティが垣間見えるので紹介しよう。

画像広告から察するに、世界史に詳しくない担当者が拠点アイコンを「国名+文明」とすればそれっぽくなるんじゃね?という安易な考えが透けて見えるだろう。中式文明って「中華人民共和国」以前のどの時代にあたるのか?日本文明の時代は室町・安土桃山時代にあたるだろうか?

散々見た広告のパターンの一つ、初級・中級・上級のキャラの進化を見せるだけの薄いやつ。盾兵・騎兵・弓兵の進化で動物が伴っているのが安直な感じがする。

3段落ちとしてオードリー春日を見せたが、結局お飾りにしかならない。リプライには「目が怖い」とあったが、作り笑顔だからだろう。左上画面は野菜を育てて刈るゲームのようだが、ファミリーファームの冒険とやらで見たことがあったような…

4段落ちとして、オードリーによるゲーム紹介を見せる。節約倹約のイメージがある芸能人と、無課金を謳う中華ソシャゲの相性は抜群なのかもしれないが、広告費が出ている時点で節約とは言い難い。

【4】AIイラストで広告費をケチる「時計物語:リセット」

2023年10月17日に正式リリースされた「時計物語:リセット」(通称:トケリセ、SUMMERFUN PLE. LTD.)の事前登録の広告を見てほしい。

AIイラストを利用したキャラの進化広告だが、2歳の姿をSDキャラ+幼顔という組み合わせで作らせたためかバストサイズが大きめになっている。「キャラクターは成長できます」と言いつつ、AI出力が適当すぎて成長できてないのだ。

そして事前登録特有の最新機種・ゲーム機の豪華特典の抽選。100万円分といいつつ、それぞれ1つしか当たらないためかなりの倍率になるが、アマギフをぶら下げることで、懸賞垢やポイ活垢がいいように釣れてしまうのだ。なお、ゲーム本編は序盤しかやらないのがほとんどの人たちだ。本編を進めてもポイ活課題のあるところまでクリアしたら用済みなのだから。

ユーザーから「この広告で出たモードは遊べるのか?」という指摘を公式に投げているが、1000以上の広告を見てきた私からはっきり言おう。
NOである。
いわゆるイメージ用に作ったものであり、「レベルを上げたらここまで無双できます」ということを伝えるだけのものである。基本的に放置系RPGの戦闘画面は見上げタイプでほぼ変化しないことが多いので、100まで上げたところで3D戦闘画面になることはないと言えるだろう。

【5】韓国発の放置系RPG「KARIZ-カリツの伝説」

2023年11月8日に正式リリースされた「KARIZ-カリツの伝説」は韓国の"Gametree”の放置系RPGだ。事前登録時から広告に力を入れており、決して手抜きではなさそうに見える放置系RPGだ。しかし、ダウンロード数を伸ばそうと工夫した結果、

とか、

とか、際どいところにぼかしを入れて「大人だけの冒険」「大人の癒しRPG」と宣伝しているが、実際はR-18要素もない健全なソシャゲである。

ジブリ風のイラストが高クオリティを予感させるが、実際はプレイヤーが小さいペットと一緒になって駆け回るくらいのものだろう。

リリース序盤でなぜか熊本県を代表するマスコットキャラクターとコラボするのだが、やはり継続率を心配しているのだろう。動物が多く出てくる中では異質なコラボである。

家具を自由にレイアウトし、大きな動物と一緒に冒険する。

放置系RPGあるある、主人公の顔をカスタマイズできること。

【6】これ"TopWar"と同一会社じゃね?「Last War:Survival Game」

2023年10月下旬からとあるゲームに似たようなゲームの広告を見かけた。それが…

https://www.instagram.com/p/Cza0RgAgNOg/

どうみても「トップウォー」の広告そのものです。ありがとうございました。

人が違うだけで、同じステージの映像の使いまわしであることがわかりますよねぇ~?(ラストフォート:サバイバルの広告風)
中国語の会社のサイトを見るとTopWarのページが用意されているので、もしかしたら同じゲームなのかもしれない。

https://www.instagram.com/p/CzQvyi0AXrj/

人が違うだけじゃないか!

かれこれ2+3時間ぐらい書き出しましたが広告のボリュームがまだまだありますので、動画まとめで紹介していきます。(週1回のまとめ動画を復活予定)
ちなみに、紹介する中華ソシャゲは基本的に"実機レビュー"(GoogleのSEO対策にWebライターが鳥肌を立てながら悪用されまくり啓蒙しまくり白目向いて吠えまくり)しませんのであしからず。
※実機レビューと言っておきながらPixel8Proの外形の絵が旧モデルのものだったという引っ越しサイトの記事。自分で買ってないだろというツッコミが入ったためにレビュー部分だけ消したようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?