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#11 自分を好きでいてくれる人を、好きになれなかった話

今年やりたいことの一つに婚活がある。

アラサーになると、みんなのライフステージがバラバラになってくる。

すでに家庭を持ち円満に過ごす友達
夫婦仲や子育て・子作りに悩む友達
独身で、ものすごく結婚を焦る友達
結婚なんて気にせず仕事に邁進する友達

相手がどんな気持ちでライフイベントを捉えているかわからないから、なんだかとてもセンシティブな話題に思えて、ここ数年は自分の恋愛相談はしなくなった。
だからたまに、誰もみていないであろうこのnoteに(笑)、自分の葛藤を吐き出したい。

***

先日、少し気が重い1日を過ごした。
というのも、何度も告白をしてくれたお相手にお断りのお返事をしたからだ。
お会いして4回目。
初めて会ってから約2ヶ月経ったタイミングだった。

私よりも6つも年下の彼。
本当はもう少し歳の近い方と出会えたらいいな、という想いはあるのだが、良さそうな方だったので年齢だけで決めつけずに連絡を取り合ってみる事にした。
その彼はすごく優しくて、一途に想ってくれる方だった。

歳が離れてるのは気になったけど、いつも真っ直ぐに、自分を大事に想ってくれる気持ちは嬉しかった。
まだ好きという気持ちは湧いていなかったけど、前向きなお返事をしてみようかなという意志を固めてから家を出た。

でも。
いざ一緒に時間を過ごしてみると、やっぱり心から楽しめずに、自分が無理をしていることに気がついた。

普段は割と表情豊かで、自分では微笑みのつもりが満面の笑みでどうしたんだい?と言われるような人なのだが(笑)、
彼の横では意識しないと笑顔でいられない自分がいる。
心が完全に閉じてしまっているのがわかる。

頭で考えて出したYesの答えは、
心の素直な声によってNoに変わった。

結局その日、彼にはお断りの返事をした。
本当の理由は言えなくて、今は仕事を頑張りたいとそれだけ伝えた。
少し声を震わせながら、わかったと言って、
仕事も応援するからそれでも答えは変わらないのかと言ってくれたけど、本当の理由はそこじゃないので、私の答えは変わらなかった。

私はモテる人ではない。
身の丈に合わない人を好きになって、選ばれなかった経験もある。
なのに、好きになってくれた人を人を好きになれない自分にちょっと嫌気が刺したりする。
でも、自分くらいは自分の味方でいたいので、こんな自分でも素敵なところがたくさんあるって思って過ごしていたい。

この歳になってもまだまだ恋愛は下手くそだけど、じっとしていても変わらないので、もう少し前向きで気楽な気持ちでまた婚活してみようと思う。


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