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WordCamp Tokyo 2023 に参加してきました【WordPressコミュニティ】

京都でweb制作のお仕事をしているクウルスです。
↓弊社ホームページです。
https://earthcampus.co.jp/

2023年10月21日(土)
東京の有明セントラルタワーホールにて行われた
「WordCamp Tokyo 2023」
に参加してきましたので、そのレポートブログをまとめます。

https://tokyo.wordcamp.org/2023/

「WordPressコミュニティのイベントなんだからWordPressブログで書けよ」というツッコミは受け付けません(真顔)


1. 私自身の参加に至るまでの経緯

2017年頃に個人ブログや自社のホームページでWordPressを使い始め、2019年に会社でホームページ制作依頼の案件を受けるようになってWordPressがなくてはならないツールになり、そこから現在に至ります。

WordCampやWordPress Meetupといった、WordPressのコミュニティイベントの存在を知ったのは案件をこなすようになった2019年でしたが、その時は時期がなかなか合わなくて参加できず仕舞いでした。

そして2020年コロナ禍になって、さまざまなオフラインイベントができなくなり、WordPressコミュニティもオンラインのみの交流を余儀なくされましたね。

オンラインだけでうまく交流する自信がなく、ちょこちょこと界隈の様子をSNSやテーマ開発者のサポートフォーラムなどでウォッチするだけの状態が4年ほど続いていました。

それが今年になって、ようやく日本国内でWordCampの復活。
ついに、ついにオフラインでWordPressコミュニティの方と関わることができる機会を得られたので、ワクワクしながら東京にやってきました。

ちなみに一般参加枠の中で会場入りしたのは、私が一番早かったんじゃないですかね。9:30に会場受付を済ませたポスト。
もし一般参加枠で私より早かった方がいたら教えてください。

2. 現地で聴講したセッション

今回のWordCampではセッションエリアがトラックA, Bの2つに分けられていました。
弊社の同僚との2人で参加したので、二手に分かれて聴講。
自分が聴講したセッションの感想などをまとめていきます。

a. WordPressコアやGutenbergでは今何が開発されているか

WordPressとGutenbergのコントリビューターである浜野さん(@tetsuaki_hamano)のセッション、そしてその他4名のWordPressコントリビューターの皆さんが集まってのパネルディスカッション。

自分が本格的にWebサイト制作をするようになったときにはブロックエディターというものが当たり前に存在するようになっていましたが、Gutenbergというプロダクトの本質はよく知らないまま過ごしていました。

ちゃんと公式のドキュメントやGitHubをチェックすればGutenbergがどういうプロダクトなのかなんてすぐにわかる話ではあると思いますが、こういうキッカケがないとなかなか調べないっていうのもありまして。

浜野さんのお話やディスカッションを聞きながら、ググってググって。

自分の解釈で言うと、GutenbergはWordPressの編集体験を進化させるプロジェクトって感じですかね。

プロダクトを知るには、やっぱりその背景にある思想や世の中の動きを知るのが一番。このセッションはそのいいキッカケになりました。

b. 環境変化の激しい WordPress のメンテナンスをどう考えるか

WordPress本体のアップデート、テーマ・プラグインのアップデート、サーバーのOS、PHP、DBのバージョンなどなど、メンテナンスを考える上で考慮しなければいけないことはたくさんあります。

このセッションでは、たぬきさん(@TanukiCTO)がWordPressメンテナンスで考慮すべきことの基礎をまとめられて、その後に長年WordPressメンテナンスに関わってこられたサイト制作者お三方でのパネルディスカッションが行われました。

正直、パネルディスカッションの時間は、盛大なWordPress運用あるある愚痴大会と化していました。
会場中が共感のあまりヘドバンが止まらなかったです。
私個人や自社の悩みが、決して自分だけの悩みではなかったことがよくわかったので、少し心が軽くなりましたね。

しかし、みんなが悩んでいると言っても、メンテナンスの問題と向き合うことから逃げてはいけません。
10年以上の実体験をもってWordPress運用の大変さと大切さを知らしめていただいたパネリストの皆様からは、仕事に対する真摯な姿勢を感じて、よくよく見習わなければなぁと思った次第です。

c. 私たちが WordPress を使い続けられる理由

(セクションタイトルの写真撮りそびれたので、画像なし)

この世にあるソフトウェアは誰かが作ってメンテナンスしてくれているから、使い続けることができています。
WordPressだって例外ではありません。
WordPress自体の開発に貢献したり、WordPressコミュニティの助けになるアクションを起こしたり、そういった活動をされている方が世界中にいるおかげで、私たちはWordPressを使い続けることができています。

実際にコントリビュート活動をされている額賀 順子さん(@nukaga)が、WordPressにおけるコントリビュートの概要とご自身の経験をお話をしてくださり、その後4名のコントリビューターによるパネルディスカッションが行われました。

印象に残ったのは、WordPressのドキュメントの日本語翻訳でコントリビュートをされている三宅さんのお話。

お仕事の中でWordPressと関わるようになり、お仕事をリタイヤされた後も楽しそうにコントリビューターとして活躍されている三宅さんを見ていると、自分も頑張らないとという気持ちになりましたね。

何歳になってもチャレンジできること、チャレンジする機会はそこらじゅうに転がっていること、フレッシュな気持ちを持ち続けて忘れないようにしたいです。

d. WordPressはどこから来たのか WordPressは何者か WordPressはどこへ行くのか

今年でWordPress誕生から20年。
これまでのWordPressを取り巻く歴史を振り返ったのち、これからWordPressはどうしていくべきなのかについてのパネルディスカッションでした。

WordPressがなぜ世界でシェアを伸ばしてきたのかということを今一度捉え直すのは非常に興味深かったですね。
WordPressのことを深く知らない方でも、ぜひ読んでほしい永久保存版の年表です。

ある種ピークを既に過ぎていると捉えることもできるWordPressですが、まだまだ世の中に求められる場面はあると感じますし、世の中の変化に合わせてWordPressのあり方を変化させるのは我々自身の行動次第であるということを強く思いました。

3. 参加者同士の交流について

せっかくオフラインイベントに参加したのだから、登壇者の方との交流や同じ参加者同士の交流も積極的にしなければと意気込んできました。
どんな交流をしたかを振り返ってみます。

a. スポンサーブース

会場内にはWordCampのスポンサーの方々がブース出展されていました。

普段弊社がお世話になっているレンタルサーバーの企業様やテーマ・プラグインの開発者様とご挨拶できる良い機会でした。

特に、Snow Monkeyの開発者であるキタジマさん(@inc2734)、Snow Monkeyエキスパートのオレインさん(@Olein_jp)と初めて直接お話できたのは嬉しかったです。
なんせ弊社は2019年以来ずーっとSnow Monkeyのお世話になりっぱなしなので。
Snow Monkeyがなければ弊社の今はありません。マジで。

b. ランチ

ランチ中にも参加者同士の交流ができました。
同じテーブルに居合わせた3名の参加者の方々とWordPressに関するお仕事上の話をあれやこれやと。

皆さん初対面でも暖かく迎えてくださる方ばかりでしたので、とても嬉しかったです。

c. アフターパーティー

ここで登壇者の方に感想や質問をぶつけたり、参加者同士での交流をしたり。

ランチに引き続きここでもいただいた食事とビールは美味かったです。

アフターパーティー中に行われたLT大会も、WordPressコミュニティの雰囲気の良さを感じることができて良かったですね。

開場の18時から閉場の20時まで、さまざまな方と名刺交換やTwitterもといXの相互フォロー、WordPressを取り巻くお話を楽しみました。

4. 今後は、よりWordPressコミュニティと関わりを

今回WordCampに参加したことで、WordPressコミュニティとの関わりをもっと持ってみたいなぁと思いました。
今後チャレンジしたいと思ったことをまとめてみます。

a. コントリビュートをしてみよう

どのセッションでも必ず話題に上がっていたことが、WordPressへのコントリビュート。

いわゆるOSS活動をまだやったことがない私ですが、仕事で大変お世話になっているWordPressに対して失礼じゃないかなぁという気持ちは前からちょっとあったので、今回の参加で高まった気持ちそのままにコントリビュートをしてみようと思います。

いざWordPress.orgをちゃんと見ていると、本当に門戸は開かれているなぁと。
自分の今後のキャリア形成も見据えて、WordPressへの貢献活動は良いチャレンジになるはずです。

多分自分の興味のある記事の日本語翻訳から始めることになるかなと。

コントリビューターの先輩方は、今後是非暖かい目で見守っていただけると幸いです。

b. 次のWordCampやWordPress Meetupに参加してみよう

2024年2月には、関西でもWordCampが開催されるとのことで、早速予定を空けておきました。

まだ自分は1回しか参加していないペーペーで、界隈では何の存在感も発揮できていません。

これからコントリビュート活動のモチベーションを保つためにも、活動の幅を広げるためにも、皆さんに存在を認知していただくためにも、WordPressコミュニティのイベントごとにはできる限り参加していく所存です。

まぁ、このブログはその決意の表明ということで。

改めて、今回のWordCamp Tokyo 2023のオーガナイザーの皆様、ボランティアスタッフの皆様、スポンサーの皆様、そして暖かく交流をしてくださった参加者の皆様、本当にありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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