毎週金曜日はペペロンチーノ

ペペロンチーノが好きで、無性に食べたくなる時がある。それは毎日でも食べたいな、と思う。でもさすがに毎日食べると、にんにくの匂いが、体臭レベルで常に発せられる。それはさすがにまずいので、休みの前の日に食べるようにしている。それが金曜日。

私が初めてペペロンチーノやボンゴレビアンコなんかを食べたのは、小学校4年生ぐらいだったと思う。子供だからよく分かっていなかったけど、いわゆる「イタ飯ブーム」だったらしい。ガラス張りのお店で、ペッシェビーノという魚の形をしたワインボトルにお水をいれて、グリッシーニを箸休めに出してくれるお店だった。味気のない、カリッとしたグリッシーニを食べながら料理がでてくるのを待つ。

子供だったけど、ある程度辛い物は食べる事ができたので、食べるのは専ら「ボンゴレビアンコ」だった。唐辛子とニンニクとあさりとだけでなく、ムール貝まで入っているデラックスなパスタだった。

とっても美味しくて、私達家族はそのお店で食べるパスタに夢中だった。

母が家でもボンゴレビアンコや、ペペロンチーノを作るようになった。残念ながら、お店のパスタに比べるとなんだか雰囲気がちがうのだ。でもとても美味しかった。

私はもっと辛いのがいい!と要望を伝えた。そしたらたくさんの鷹の爪をいれたパスタを作ってくれた。とんでもない辛味の刺激で自然と鼻水が出てくる。パスタの味と、塩味と、あさりの旨味と辛さが絶妙にマッチしてとっても美味しかった。お店の雰囲気を出すために、ペッシェビーノの空のワインボトルに、麦茶をいれてくれていた。ボトルが濃い茶色に染まっているのが、ちょっと笑える。

色んなイタリア料理を食べてきたけど、子供の頃に食べたあのイタリア料理屋のパスタが美味しかったなあ、といまだに思う。お店の名前はもう忘れてしまったし、もうあの味に出会う事はないだろう。

パスタ料理は家庭でもカフェでも、当たり前のラインナップになった昨今。作り方も多種多様で、それはもう味噌汁を作るような感覚で(言い過ぎ)ペペロンチーノを作るようになった。オイル系のパスタは、オイルの乳化が肝で、オイルの乳化さえできればおいしいペペロンチーノができる。隠し味にほんの少しの醤油を加える。
2人分できっかり、300グラムのパスタを茹でるのだが、塩味とニンニクの旨味がクセになりすぎて、旦那のぶんまで手を出しそうになるのがつらい。

もし食べてしまったら、一人でパスタを300グラム平らげた事になる。その事実はそこそこヤバイので、なんとかグッと堪える。

中毒性の高い、自分で作ったペペロンチーノを食べながら、白ワインを飲む。華金の名にふさわしいな、、、としみじみ思う。

ごちそうさまでした。





この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

21

masami

ビールとナッツをバケツにいっぱい

食べ物についての雑記やエッセイ。 子供の頃の事。 大人になってからの事。

コメント2件

ペペロンチーノ美味しいですよね。ガーリックの匂いと、鷹の爪と。クセになりますね〜🍝
aoiさん コメントありがとうございます。むっちゃおいしいですよね、匂いがたまらなく好きで・・・ブレスケア必須ですが(笑)
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。