自分が上司との1on1でよく話している内容

1on1がよくワークしていると感じるので、僕が1on1にどんなことを求めていて上司がどんなことをしてくれているかを書く。

コンテキスト

自分は中途入社4年目で、現在SREチームに所属している。自分はもともとサーバサイドのアプリケーションのエンジニアなので、インフラよりの知識が少ない。上司はSREチームのリーダーで、インフラの経験が強いがサーバーサイドやクライアントサイドの開発経験もある。

1on1の頻度は2週に1回くらいで定期的にやっている。それ以外でもこちらから頼んだら時間さえあればすぐやってくれる。

1on1でよく話す内容

(主に専門的な内容での) 相談

仕事に関する雑談、に近い。日々のSREの業務については1on1を待たずに普通に話すので、ここでやるのはどちらかというと中長期的なテーマで僕が課題に思っていることを話したりする(話の流れで上司の課題感が聞けることも多い)。課題といっても明確化されてるものは1on1よりはチームの定例とかのが適しているので、抽象的な話がほとんど。

話しやすい場だから話の起点になるだけで、ほとんどはクローズドでやる必要はない内容だし、ここで何かを決め切ることとかはあまりない(次この辺の人たちと話してみましょうか、とかはある)。

2人の技術的なバックグラウンドが結構違うので、わりと対等目線での議論になる。僕がSREに入るきっかけになったのも、現上司とランチで雑談しながらやりたい方向性が一致していたことがきっかけだった。

困っていることに助けを求める

具体例をあげると、タスクの優先度の調整 / 成し遂げたいことにハードルがある(例・別チームから協力をもらう必要がある) / ある方面からの依頼などの対応に苦慮している / あるサービスで問題があるのがなんとなく見えているがどこまで首をつっこむか迷っている など。かなり助けてくれる。

ダメ出し・アドバイスをもらう

特に中途だと、黙ってるとダメ出しやアドバイスをもらう機会がかなり少ない(こればっかりはいまのところ新卒の利点だと思う、別に新卒も中途も関係なくフラットに言い合えるのが一番良いが)。1on1はクローズドなので指摘や意見をもらいやすく、貴重な場である。

自分と現上司との1on1の中で良いなと思っていることがあって、まだ上司視点でも解が確定していない課題を共有してもらえること。たとえば、かなり単純化した例になるが、僕のSRE視点からの主張がキツすぎるときがあり、もうちょっと建設的にやれると良い気はするが、サービスを守るという観点からは決して主張が間違っているわけではないから、なかなか難しいところだよね、的なことを言ってくれる。確かにこの辺は正解がない部分なので、最終的には自分で考えるしかないのだけど、僕のこれまでの考えや行動を尊重しつつもう一歩高いレベルへ促してもらっているような感じで大変ありがたい。

最近達成したことを伝える(評価のためのアピール)

上司は僕の主要な評価者だが、先にも書いたように技術的なバックグラウンドが違うので、黙っていても自分の仕事がすべて評価されるわけではない。(これは全く悪いことではなくてむしろそれが普通なので、「話せば伝わる」のであれば十分良いと思うべきだ。例えば職能横断型のプロジェクトに属しているとき、そのプロジェクトのリーダーが上司なら専門性を評価できないし、同じ職能の上司であればプロジェクトでの成果を全て把握できない。)

評価・査定の時期にはその期に達成したことをまとめて書いて話す場があるが、それを待たなくても普段から伝えるようにしている。特に、自分は明確にSREの範疇にあるとは言えない仕事をすることも結構あるので評価してもらうのが難しいと思うのだが、幸い、上司はエンジニアリング全般に関する感覚がとても優れているので、専門外のことでもちょっと話せば理解してくれるのでとても楽。

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