Qiita には編集リクエストという機能がある。Typo (誤字) を見つけたときや、技術的な誤りを見つけたときなどは必ず送っている。計測したわけではないがAccept率は非常に高いような気がしている。多分、通知が目立つように飛んでるからかな。

note は Qiita と違って、記事の筆者は「クリエイター」でありその記事は「創作物」である(と思う)。創作物の定義は一旦おいておくとしても、技術系の記事と違って、その創作物は、正しいか誤りか、という軸で評価されるものではない。

ただし、Typoは創作の表現の範囲に入ることはかなりまれである。なのでTypoに限定していえば見つけたら直してあげたい。見つけて直してくれる人がいたらありがたい。コメントで「ここ間違ってますよ」って書くハードルは個人的には高すぎるので、スッと修正を送ってあげたい。(うーんまあ、ここまで書いて思ったけど、Pull Request の文化に慣れてるからこういう意見になるという気もしてきたな。)

この提案のポイントは、よりジェネラルな "編集リクエスト" ではなく、Typo修正にスコープを限定するところだ。最近ちょっと書いたけど創作物はかなりアイデンティティと同一化していて、そうそう気安く他人の創作物に編集リクエストなんて投げたり受け入れたりできるもんじゃない。なので、そうじゃない「単純なミス」にフォーカスする。

まあもちろん悪用する人は出てくるだろう。しかしそこまで大した悪用の方法も思いつかない。あくまで採用するかは筆者が選べるので、やったとしても嫌がらせの域を超えないだろうし、抑制する方法もありそうだ。

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追記。上の文の最後の "あくまで採用するかは筆者が選べる" というのは間違いではないが、筆者というのが一瞬この記事自体の筆者(qsona)と誤読してしまうので、「その記事の筆者」のように修正したほうがよいだろう。しかし、Typoとは言えない。このレベルのものは編集リクエストに含まれるべきだろうか? 微妙なところだ。

プロダクトデザインはそんな簡単なもんじゃないということを、図らずも自身の記述によって気づかされる。