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自己表現の先のセルフブランディング

営業兼全体のスーパバイザー役の石川です。

2回目の投稿に選んだ本は、
“経営を見る眼 日々の仕事の意味を知るための経営入門 伊丹敬之”。


某MBAの学校で、石川が尊敬する先生が大絶賛し、また、この本を題材に何度も読書会を開催している名本です。その尊敬している先生の紹介なければ、石川自身も、食わず嫌いで終わる本だったと思います。
このnoteをPopに更新していく割には、硬めな題材を選びましたが、自分自身が、今置かれている状況と重ねて再度読みたいと思ったのと、また、弊社のような少人数精鋭チームでは、ひとりひとりの行動が全体に与える影響は大きいので、このまとめを読むことで、どれだけ自分が会社にとって意味ある存在となるのかの再確認と、チームおよびその一員としてどうであるかを考えるきっかけになればと思い、この本をとりあげることにしました。
なので、“経営”とはいえ、個人に落とし込んだ形でまとめようと思っているので、最後まで読んでもらえたらと思います。

ざっくりまとめると。

内容は、全5部(21章)で構成された経営本で

“働くことの意味” 
“毎日の仕事がどのような経営の位置づけ” 
“利益とはなんなのか”
“人はなぜ想定通り動かないのか”
“組織全体のマネジメントとはいったいどういうことなのか”

上記を読み進めることにより、働くということ自体を、人単位で改めて振り返ることになります。そして、部署、組織、企業としてはどうなのかと、より大きなものへと移行しながら考えることになるのですが、最終的に、価値あるものを提供する企業であり続けるために、各レベルで、どうあるべきかを振り返り考えることができるようになっています。また、“入門”なので、置いて行かれることなく、自分の身の上に重ねて考えることができ、“入門”だから、包含的に、でも、みっちりと、上記の各レベルで、様々な角度から物事を把握しなおし、考えるきっかけをもらえる、そんな本です。ただ、この見出しだけを眺めると、おそらく堅苦しく、さらっと終わってしまって、何も入ってこないと思うので、石川の視点で厳選し、1つ(!)だけにフォーカスして紹介することにします。

場のマネジメントとは、サッカーのマネジメント、ジャズのマネジメント

場のマネジメントのたとえを、伊丹氏は、このように説明しています。私自身はサッカーをよく知らないのですが、”ジャズのマネジメント”と聞いて、とても腑に落ちました。
通常の会社であればマネージャー(弊社の体制なら、CDに置き換えられる)の立場にある人が指揮者。また、チームメンバー、それぞれに専門があり、各パートの役割で動いています。ソロがあれば、個人が際立って前でていかないといけない、まさに体系としてはJazzです。仕事を振り返り、指揮者のいるビッグバンドでなく、数名のジャズセッションだっとしたら、どのようなパフォーマンスになっているか想像してほしいと思います。自信のないセッション、さらには、ソロパートにもかかわらず、音が消えてやしないかと。もっと各々が自分のパートを必要な場所で主張してほしいし、主張するほどの自信がないなら、主張できるくらいに自信をつけていってもらいたい。個人のレベルをあげることはもちろんのこと、もっとチームで会話ができるようになるといいなと思っています。それが、セッションをするという相乗効果と思います。
ただ、この自己表現やチームメンバーでの会話については、単純に個人の力とは片付けられない壁があるとも感じています。そこが、石川にとって、Jazzがしっくりきた一番の理由でした。

アメリカ人のJazz Bandと日本人のJazz Band

個人の経験の話になりますが、石川は大学時代にジャズのビッグバンドのクラスを音楽専攻の生徒に交じって取らせてもらっていました。ただの興味なので、うまくはないし、コード進行もわからないレベルです。ですが、当時留学中であったので、まだまだ英語が不自由で楽器さえあれば仲良くなれるきっかけになるんじゃないかという魂胆で、授業を取り続けていました。(結局メンバーとは深く仲良くはならず(多分アメリカ人だから)、勉強以外の気晴らしにもなり、遠征にいったり、いろいろ楽しい思い出にはなっています。)帰国後、社会人になってから、ちょっとだけ所属したビッグバンドがあり、留学中のアメリカ人のバンドと帰国後の日本人のバンドとの差を感じました。アメリカ人の場合、個性を表現することに長けているので、ソロパートをこぞってやりたがる。うまくなくても、です。(自分に自信があるのかもしれませんが。)日本人の場合、譲り合いが通常。たまに主張もあるが、大概の場合、ネガティブじゃんけんになる(易しそうなものからの取り合い)。それぞれパートがあるのに、自信がないとお見合いがあり、よそよそしく、音が消えることもあります。むしろアメリカ人の場合、それぞれが主張しすぎるので、指揮者が本当に大事になる(日本人のチームでも必要ですが)。音が消えることは一切ありません。まさに、会社のチームワークと、この感覚とが似てると思うのです。


もちろん、企業のカルチャーによるところも大きいと思いますが、少なからず、弊社では、もっと各々が主張していくようなチームを目指したいと思っています。特に、これから日本人だけでない社会で働いていくことになるので、言わなくてもわかってくれるよね、は甘えでしかないし、“当たり前”は、そもそもどこにもないと思います。そのため、自己表現できるようになることが、さらに仕事においても重要になってくると思います。自身のブランディングも含めて。(わがまま、とはき違えないように。)
マネジメントとは、どうやったら円滑に話しやすくなるか、など工夫することではあるのですが、文化や性格だから、どうしようもないよねと、個人の意識改革なしに、チームを作っていくのではなく、まずは個人レベルの意識改革をして会社のカルチャーを作っていきたいと、志高く考えています。気付くことが第一歩。

まとめ

というような感じで、この本には随所にひっかかるポイントがあり、立ち止まらせられるのです。ちょっとしたポイントで、いかに身近に自分のこととして落ちるかが、本から知識を深く享受することにつながると思うのですが、この本は、ひっかかるポイントの挙げ方も、読み進め方も絶妙で、毎回新鮮さをもらえます。それが名本と呼ばれる理由なのだと思います。

本来なら、もっともっと紹介したいひっかかるポイントはあって、個人の価値の発揮の仕方だったり、クライアントへ提供する付加価値、そのブレイクダウンを日々の仕事でふりかえり、その積み重ねで会社の強みができあがってるというような話もしたかったのですが、長くなりすぎるので、これはまた別の機会に、他の題材で扱えたらと思います。

ただ、あまりに削ぎ落としすぎたので、最後に、この本のまとめの一行を紹介しておきたいと思います。様々な有名な方の名言はありますが、それに劣らないくらい、かっこいい文章です。
“経営には論理がある。方程式もある。そして、ゆれ動きもある。そうした眼で経営を見てみると、何が見えてくるのか。経営は、人間の総合判断力の幅と深さを鍛える、絶好の知的営為である。”

奥が深いですね。。。石川は、まだまだ序の口にいます。

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ありがとうございます( *`ω´)!
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QTbyquarktokyo

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