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【過去記事】「オタクがやれば<物置>ができるだけ」か。「本物を見ることができる衝撃は大きい」庵野秀明が筆者の取材に語ったMANGAナショナル・センター構想の希望と「物置化」を防ぐ解決すべき問題点
数日前から「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟」「メディア芸術ナショナルセンター」(仮称)を整備するため、各党で党内手続きを進めることを確認したことが、報じられている。 その意義や問題点。そこに動く人士の姿は、今後、書いていくことになるだろう。そこでひとまず一昨年に提示された、この計画に対する拙文を掲載する。 果たして、ここで記された問題点は、改善されているのだろうか。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「アーカイブは、自分も作品をつ
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【後日談追加】信仰だけではない楽しめる場としての神社へ。単なる飲食店では終わらない。宮司も期待を寄せる神田明神の新スポット・明神カフェ
数年前の大みそかの朝、私は神田明神の祭務所の裏にいた。 その前日、私はコミックマーケット3日目の取材のために、東京ビッグサイトの中で団子のように揉まれていた。ふいに、パンツのポケットに入れていたiPhoneのバイブレーションを太ももで感じた。電話の主は、エクスアーツ・ジャパン株式会社の和田昌之だった。 「取材に来てくれませんか……」 少し申し訳なさそうな口調だった。さまざまなマンガ・アニメイベントのプロデューサーや、グッズ制作などを手がける和田は、それまでも何