なーんもやる気しない日もある。よく。

何にも手を付けられないほど億劫な日がある。体調が悪いわけではないのになんだか仕事や勉強をする気になれない。じゃあ好きなゲームでもしたらと思うがそれもやる気が起きない。

一体何なのだろう。

月に一回の時もあれば一週間に一回の頻度で現れるときもある。要するにいつやってくるのか予測不能なものであり、そんな時は必ず「ああっ!!」と頭を抱えてベッドの上を転がり自己嫌悪に陥るのが定例である。そしてむくっと起き上がると冷蔵庫からオロナミンCを取り出して一気飲みをする。清々しく吐き出されるげっぷとは裏腹に、億劫な気持ちの方は一向に晴れない。

今こうして書いているこの文章もあまり正常ではない精神状態で書いているもので、はっきりいって明日の自分が見たら即削除してしまうようなどうでもいい記事だろう。

何が原因か分からない。が、こうして気持ちを、わけわからなくても、へたくそでも、他人には分かりづらくても書いてみると、少しばかり気持ちが安らいでいくのが感じられる。やはり自分を見つめなおすには気持ちを書き出してみるに限る。


気になること、今やっていることを書いてみる。(夜10時)


脇の臭いを嗅いでみる。風呂上がりなのでまだ石鹸の香りが残ている。が、やがて劣勢に転ずることになるだろう。

髪の毛をいじってみる。反時計回りにうねっているの天パの髪の毛を矯正するように時計回りにねじる。指を離すと髪は勢いよく元に戻る。

指をパキパキ鳴らしてみる。小学生の頃、このパキパキ音に憧れて練習した記憶を思い出す。昔はきれいな音を奏でていた。今はパキ音に混ざって「ミシッ」という音が聞こえる。

メガネを外してみる。レンズの汚れを拭き取る。視界が少しクリアになったきがする。これだけでもちょっとしたストレスの軽減になるのかもしれない。

やぶ蚊に刺された足を触る。何をとち狂ったのか、短パンで草むらを歩き回った結果である。ムヒ処置は済み、痒みは引いているが、患部が紫色に変色していて戦慄する。

手帳を開いてみる。一年前の「毎日腹筋50回する」という殴り書きを見つける。当然それを書いてから3日も続けた記憶がなく、手帳を静かに閉じる。再び手帳を開いて消しゴムでその悪しき目標をきれいに削除する。

壁にかかったザックを眺める。貰い物で一度しか使ったことのないザック。最後に触ったのは一体何年前だろうか。今度山に行くときはこいつを背負っていこうと思う。が、その時にはおそらく忘れているだろう。そうしてこいつは悠久の時を旅し続けることになる。

手帳に今日の日記を書く。手短に、書くのがしんどくない程度で簡単に済ませる。日記はもう何年も続けてきた。何事も続けるにはほどほどが一番。毎日腹筋50回とかもってのほか。


永久に続けてしまいそうなのでここでやめる。日記はやはり良いものなのだと思う。その日あった出来事、感じたことを、もやっとしたまま胸の中に置いとくのではなく、書き出すととてもスッキリした気分になれる。

なんでも投げ出しがちな自分であるが、日記だけはしっかりと続けられている。それだけでも少しは自分をほめてやろうという気持ちになれる。

すこし、気持ちが晴れてきた。明日は明日の風が吹く。今日はビールを飲んでよく寝よう。


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