見出し画像

自分の人生の始まり

ある日、テレビのロケで、東京都足立区の綾瀬と北綾瀬に行っている番組を観た。

東京の大学を卒業して、地元に戻り、2年半アルバイトをして、貯めたお金で北綾瀬に部屋を借り、引きこもり相談のボランティアをしていた。

綾瀬駅の端っこに「0番線」があって、北綾瀬まで単線の路線だった。

ザ・下町で面白い町だった。仕事帰りに綾瀬の中華屋でビール飲んで、ニラレバ定食とか食べて、ほろ酔いで20分ほど歩いて帰ったりしてたなあ。



10月末に引越して約3ヶ月経ったある日、実家の父から電話があり、叔父とやってる町工場が倒産して独立するから一緒にやらないかと誘われた。



やっとやりたいことを見つけ、新しい生活が順調に進んでいたところだったので、

「悪いけどちょっとそれはできない」と断った。



あの時を境に、親の死に目に会えなくても仕方ないなと思った。文字通り、経済的にも精神的にも自立した。

自分の人生を歩み始めた。

何者でもない自分…ただのバイト生活の25歳の自分…仕事してて、いつまでこんな生活するんだろう?と、生きていくことに疲れることもあったけど、

それでも、夢と希望しかなく、楽しいことも嫌なことも全てが、やりたいことをやる人生のためにあった。

やりたいことをやる人生を自分の足で歩み始めた、そんな時のワクワクする、やる気みなぎる、自分を思い出した。

ずっと、やりたいことをやる人生を一番優先して生きてきた。もちろん今も。これからもずっと…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?