書いてしあわせになる!第10期京都ライター塾レポートvol.4
「京都暮らしの編集室」主宰の江角悠子さんよる京都ライター塾。
今回の講座は【インタビューについて】
江角さんの言葉からの学びをレポートします。
■取材をして集めるべき素材とは
①取材対象者に聞いた話
↑ここで「インタビュー」して、「材」を「取る」=取材となります。
その時のいくつかのポイントを江角さんに教えていただきました。
・5W1H(どこで、だれが、いつ、なにを、なぜ、どのように)を質問する。
・良い原稿を書くためには、バカだと思われても【根堀り葉掘り】聞くことが必要。
・具体的な数字を上げる→「たくさんの」より「50種類の」などのほうが、よりリアリティが出る。
・前もって基本的なことはネットやホームページで調べておき、当日は「確認」する→無駄な時間を省けるし、調べてきた、ということで 信頼に繋がり、また、違う切り口の話をしてもらえるかもしれない。
②現場で見たこと、感じたことを書く。
・香りや広さなど、現場に行かないとわからないことを具体的に書くことで、より読者に伝わる。
━などなど、江角さんが実践してきたノウハウをわかりやすく伝授してくださいました。
■取材をするための準備とは?
・取材対象となるお店や人を決める
・その対象に向けての「企画書」を作成
・アポ入れ→ まずはメールで。その後電話で確認する。
・日時の提案/撮影許諾のお願いをする
━これらも、相手の立場に立って考えることが大事で、例えば電話をかける際も 飲食店なら ランチ時間は外す、などの気遣いを忘れずに。どのあたりまで撮影をさせていただくのか事前に確認することで相手に準備する時間を持ってもらう、など 細かい心配りの術を教わりました。
■質問リストをつくる!
可能であれば、あらかじめ質問リストを送り、ゆっくりと考えられる時間を持ってもらうのも相手に対しての「親切」だと江角さん。
このちょっとひと手間かけた「親切」から信頼関係が生まれ、より良い取材をすることができると感じました。
■当日の流れについて
いよいよインタビュー当日、
身だしなみと言葉遣いに注意するのはもちろん、ここだけは押さえておくポイントを教わります。
①インタビューの目的を共有する
→何についてインタビューするのか、を確認し、共有することで無駄な時間を使わず、話を聞くことが出来る。
②段取りを相談して決める。
→おおまかなタイムリミットを決め、その中で どのような順序で取材、撮影をするかを説明する。
➂録音の許可を取り、メモを取りながらインタビューする。
→取りきれない情報は、カメラで撮るなどする。
④書いた原稿を、後日確認してもらう日時を決めておく
→いつその記事が掲載されるのか、など今後の流れを説明する。
■話の引き出し方10のコツ!
笑顔
相手の名前を呼ぶ
相手の話を遮らない
ゆっくり話す
オーバーなくらいの相槌
質問を細かく分ける
聞いた話から次の質問を広げる
わからなかったことはその場で聞き返す
いい!と思ったことは伝える
相手のファンになる
━江角さんの言う このコツはまさにコミュニケーションの要!
インタビューに限らず日常生活に絶対に役立つ、と思いました。
このコツを意識すると、人の話を聞くのがとても楽しくなるのです。
例えば美容院。これまでは質問されることが多く、美容師さんも毎回話題を考えるの、大変だろうな…と逆に気を使ってしまっていたけれど、ある日こちらが美容師さんの話を聞くことにしてみたら 今まで知らなかった美容師さんの内面に触れることも出来、さらにインタビューの練習にもなって とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
この10か条は人と関わる上で、永久保存のスキルです!
さらに江角さんからのオススメの本がこちら↓
https://my942p.com/l/m/Y7OfC2uwZGxViS
これは読んでみたいですね!
■私が感じたこと まとめ
今回の講座での学びを ストンと心に落とし込めたのは「恋をした時と同じ」
という江角さんの言葉です。
まず、この人のことを知りたいな、から始まり、その人に会うにはどんなアプローチをしようか、もし限られた時間に会えるとしたら どんな話を聞こうか、
そして相手の時間を無駄にしないように、楽しく話してもらうにはどうしたらよいか…などなど、確かに恋をした時の心境になればおのずとわかりそうです。
いつか、実際にインタビューする日が来るとしたら この気持ちを思い出して挑みたいな、とワクワクした講座でした。
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