Note 30: 台風の次の日はLinuxでWordを使ってみた

昨日は不吉な感じで終わったこのNoteだが、結局無事でした。
がんがん非常放送があって、テレビでもうちのすぐ近所のことが話題になっていたけど、うちの周りは無事で、なんとも不思議な感じ。
被害に合われた方お見舞い申し上げます。

いちおうNHKを付けっぱなしにしていたけど、ずーっと同じこと言っていて、あまり意味ないんじゃないのってことを何十回も繰り返していて、聞いててドンヨリした気分になった。

- 今までにない災害になる可能性があります
- 今のところ無事なところも、急に被害があることがあります
- 不要不急の外出は控えてください
- 避難命令が出たところは即刻従ってください
- でももう夜が更けていますから無理だと思ったら屋内に留まってください
- 屋内に留まるときは少しでも安全な場所に行ってください
- 少しでも命が助かる可能性が高まる行動を取ってください

どないせえっちゅうんじゃ!
とにかく両論併記の嵐である。
台風だけに嵐ってか。
「少しでも命が助かる可能性が高まる行動を取ってください」って、ふだんからそうしてるわ!
このアナウンスが参考になって命が助かった人いるのかね。

首相から各省庁に指示が飛んだというのも面白かった。
「とにかく人命尊重で事に当たるように指示がありました」
だからふだんからみんなそうしてるっちゅうの!
イライラするのでテレビを切って、心が落ち着きそうな音楽を聞いていた。

リノベパソコンをメイン機にする

外出できずに暇なので、自宅のパソコン環境をいじっていた。
まず、過去のNoteを読み返して、自分の意見で矛盾がある点を考えた。

- デスクトップを称揚しながら主力機はノートパソコンを使っている
- トリプルディスプレイを礼賛しながらUSB経由で接続している
- デスクトップパソコンにグラボを挿していながら活用していない

ということで、非力で拡張性がないとさんざんくさしていた、ドスパラで買ったリノベパソコンを、主力機に活かすことにした。

Compaq Elite 8300 SFF。Core i7、メモリは増設して32GB。
2世代ぐらい前のマシンだが、それでも現状の主力のThinkPadより、はるかに強力だ。
ローエンド機ながら、NVideaのグラボ、GTX1050Tiが挿さっている。

ThinkPadから液晶や周辺機器を撤去して、机と、あとケーブル類を拭き掃除する。先週も同じことをしたのであんまり汚れていない。

3枚の液晶は、以下のように挿した。

- パソコンにもともとついているアナログRGBポート
- GTX1050TiについているHDMIポート
- GTX1050TiについているデジタルRGBポート

ドット数が合っていれば、デジタルであろうとアナログであろうと、画質にはあんまり影響がない。

それに

- キーボード(REALFORCE)
- トラックボール(Kensington)
- スピーカー(エレコム)

を全部挿した。

ぜんぶ本体に有線、直挿しだ。
気持ちいい!

これまでディスプレイポートが足りなくてUSBを噛ませたり、USBポートが足りなくなってハブを足したり、ワイヤレスで不安定な接続や遅延に悩まされたりして、不安定になると、どの階層で問題が起こっているかわからなくなっていたのが嘘のようだ。
ああせいせいした。

ていうか、家でパソコンを使うのならこれが当たり前の状態だが、ある時からノートパソコンに凝ったり、ワイヤレスにはまったりして回り道をしていた。
Noteをやっていて改めて無駄に気づいたのである。
良かった良かった。

OSはPeppermint 10

今回はOSとしてLinuxの、Ubuntu系のPeppermint 10というのを入れてみた。
軽いと言われるLinuxでもUbuntuは重くて評判が悪いが、重いのはUnityというデスクトップマネージャーだ。

PeppetmintはXfceという軽量デスクトップマネージャーを採用していて、使用感もWindowsに寄せていて使いやすい。
インストールも日本語化までが一発で行える。

以前からWindows機を使っていてもWSLを使えば無問題だと言っていたのだが、それはEmacsを使っているときだけの話だ。
もっともほとんどの作業時間をEmacsを使って過ごしているのだが、Emacsからブラウザーを動かしたり、そういうデスクトップアプリとの連携が難しい。

逆にMicrosoft Office(Word、Excel、PowerPoint)が使えないと世間との付き合いに不便だが、さいきんは良くしたものでこれをMicrosoftがWebサービスとして供給している。
Windows、Macからだと有料になるが、Linuxからだとこれが現状無料なのだ。
ふしぎ!
Linuxを使うことでOfficeが使いづらくなるかと思いきや、かえって無料になるのである。
まあこれも、MS様がお情けをくださっている状態で、いつ廃止になるか、有料化するかは分からない。

Webサービスだから、いちいちブラウザー経由でアクセスするのが面倒だが、Peppermintにはiceという面白いアプリがあって、Webサービスを見た目上アプリっぽくしてくれるのだ。
デフォルトでの設定だとFirefoxを使っているが、アイコンがFirefoxになったりする。
Vivaldiというブラウザーを使うとより完璧にMS Officeっぽい見た目になるという記事があって、それに沿って設定してみた。

すると、見事にWordっぽい見た目でWord文書の編集ができる。
ぼくぐらいの編集内容だと、まったくローカルのWindowsと区別がつかない。
ちょっとびっくりするぐらいの使用感だ。

画像1

ただ、落とし穴があって、Web版Officeだと、インターネット接続中しか使えないのはもちろん、OneDriveというMSのクラウドに入れたファイルしか編集できない。
OneDriveからローカルへのダウンロードはできるが、アップロードはできないのだ。

OneDriveはDropboxやGoogleDriveどうよう最初は無料で、たくさん使うにはお金を取るというフリーミアムモデルだ。
この無償の容量が、めっちゃ落ち着きなく変動している。

2007年6月 - 0.5GB
2007年8月 - 1GB
2008年2月 - 5GB
2008年12月 - 25GB
2012年4月 - 7GB
2014年2月 - 7GB + 3GB (カメラロールのボーナス)
2014年7月 - 15GB + 3GB (カメラロールのボーナス)
2014年9月 - 15GB + 15GB (カメラロールのボーナスキャンペーン)
2016年1月 - 5GB

(Wikipediaより)

なんだこれ。
まあOfficeだけ使うぶんには5GBもあればオッケーだ。

問題はこのドライブを、Dropboxのようにローカルにマウントできないということだ。
Google Driveも、そのままではLinuxからディスクとして見ることはできない。
困る。

このへんをバリバリ解決しながら進んでいくか、Windowsに戻すか、考えどころだ。
Windowsに戻しても、WSLをWSL2にすれば、もっとLinuxみのある使い心地が得られるのだが、まだβだからな〜〜
考え中だ。

(この項おわり)

会社員兼業ライターの深沢千尋です。いろいろ綴っていきますのでよろしくです。FaceBook、Twitterもやってますのでからんでください。 https://www.amazon.co.jp/l/B005CI82FA