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【エネチェンジ】2023年度第三四半期決算速報

こんにちは。MAKOです。
先日エネチェンジが第三四半期決算を発表しました。今回も決算速報ということでさっそく始めましょう!

全体売上

まずは全体売上がこれまでの最高だった11.05億円を大幅に上回る18.31億円となりました。

理由はEV充電事業の売上7.34億円が計上されたためです。第二四半期は16百万円だったことを考えるとプラットフォーム事業に並ぶ事業が突然誕生したようなものなので、かなりのポジティブサプライズと言っていいでしょう。

プラットフォーム事業

プラットフォーム事業も過去最高を更新しています。特に夏場の電気使用量増加が要因と思われる電気代2%からなるストック型収益が3.62億円と過去最高を更新しているのが意外でした。

ただし、まだトップラインは横ばいであり、成長再加速は第四四半期にお預けとなりそうです。

※エネチェンジマイエネルギーのことも書いていましたが、ここでは割愛させていただきます。

EV充電事業

最初にも書きましたが、今回からEV充電事業が本格的に売上に計上されました。ガイダンスでは何度も説明がありましたが、実際に売上を見るととんでもないインパクトであり、しかも営業損益が-5.23億円から-1.09億円に急回復しています。第四四半期で黒字化するというのは間違いなさそうです。

7.34億円は1台30万円とするとおよそ2500台設置した計算になります。先日EVSmartにて目的地充電におけるエネチェンジ設置台数が1541台となっていたため、残りの1000基程度がマンション等の基礎充電によるものであると予想されます。

基礎充電については全く情報が無かったのですが、目的地充電と同様に受注&設置が順調なようです。

データ事業

データ事業は売上横ばいで特に言及するところはありません。EV充電事業に完全に追い抜かれてしまいました。

第四四半期ガイダンス

第四四半期のガイダンスは25億円と売上が加速するとのことです。元々「第三四半期が14億円、第四四半期が17億円程度」との話だったので、かなり保守的な数値だったことが分かります。もしかしたら25億円もまだ上方修正の余地があるかもしれません。

しかも今回、売上計画を52.5億円から65億円に上方修正した際、EV充電設置が1月(来年度決算)にずれ込むと書いていたので、補助金交付が遅れなければ30億円近くになっていた可能性があるということです。

昨年度の年間売上が37億円だったことを考えると、四半期で売上30億円なんて異常値であり、EV充電事業でエネチェンジは完全に生まれ変わったと私は思います。

ちなみに第四四半期25億円内訳についての私の予想は以下です。

プラットフォーム事業:15億円
EV充電事業     :  8億円
データ事業      :  2億円

四半期で設置出来るEV充電器は2500基程度が限界でしょうから25億円の上昇要因は6月から旧電力が値上げしたことにより旧電力→新電力へ流れが本格化するプラットフォーム事業の完全復活だと思われます。

今年度売上65億円は予想出来た

実は1年前に今年度売上予想の記事を出しているのですが、当時の私の予想は64億円だったのでかなりの精度で一致していたことが分かります(煽りタイトルは無視して下さい)。
せっかく書いたのに当時あまり読まれなかった記事なので、興味ある方は是非読んでみてください。

こちらは今年度当初コンセンサスの内訳について書いた記事です。ここでも上方修正は予想しているので載せておきます。

株価への影響

グロース企業にとっては売上増加は最重要事項です。今回の決算で機関投資家は間違いなく売上100億円は目前だと思うでしょう。

・四半期売上10億円→年間売上40億円
・四半期売上18億円→年間売上72億円
・四半期売上25億円→年間売上100億円
※あくまでも機関投資家の頭のイメージであり、補助金の下期偏重とかは無視して書いています。

フリーやマネーフォワードのような日本の大型グロースにエネチェンジが近づきつつある、つまり再度時価総額1000億円を目指す可能性もあると私は考えます。

第三四半期赤字の理由

ネットでは「第三四半期から黒字化のはずでは?」と失望する意見がありましたが、赤字はジャパンエナジーファンドとデータ事業の特損が要因のようです。

これが無ければ黒字だったのでしょう。残念ですが、数億円程度ですし一過性のものと判断していいと思います。
ソフトバンクの孫さんなんてWeWorkで1.4兆円特損出してますから‥まあ誤差でしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回の決算を受けて私が言えることは「2年間耐えたエネチェンジホルダーの皆さんお疲れ様でした」ということです。城口CEOもやり切ってくれました。あとは株式市場がどのような評価を下すのか、、皆さんと同じくドキドキしながら週明けを待ちたいと思います。

念頭挨拶のツノが折れたユニコーンのフラグ回収は果たしてできるのか‥要注目です。

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