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文章を書く練習にということで始めました

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夏の終わりに(1)

今では毎年の夏の恒例行事になってしまった、徹夜盆踊り遠征の3年目はいつもとは少し違った景色があった。知らない人のために解説をしておくと、「郡上おどり」とは平均して約1ヶ月間、特にお盆の間は、徹夜で朝まで通す岐阜県郡上市の盆踊りである。 通常、盆踊りというとご年配の町内の方がやぐらの周りを踊り、それを近所の人が観覧する、という風景を思い浮かべがちだが、郡上おどりではそのイメージを破壊されるだろう。完全に参加型の盆踊りであり、明らかに踊っている人の割合が徐々に増えて行くのである

    • 文の構造/書くコツというのは存在するか

      良い文章とはどういうものかと聞かれると、それに答えるのはなかなか難しい。小説、エッセイ、散文、詩、説明要約文、ニュース記事など、世の中には様々な文が書かれてきた。 ふと手元にある本を見ると、来週までに読まなきゃいけねぇなという必要に迫られるもの、それから何となく面白くて、ついつい続きが気になって没頭して読んでしまうものがあるということに気付いた。「読まされる文」と能動的に「読みたくなる文」だ。 文章を書く技術を向上させたいという動機は無いけれど、書き手から熱が伝わって

      • 壁を破る100の戦

        新年に何人かの友人と話をしていて今年は飛躍の年にしたいです、という声をいくつか聞いた。 「飛躍ってことは、つまりは飛ぶということだよな?いつ飛ぶの?」 「それは頃合を見て・・・。」 「それな、いつまでも滑走路が続いてくれればいいけどな。」 実際私自身もそうだ。飛べるものなら飛びたい。昨年が今まで生きてきた中で最も体調的にもコンディション的にも酷い年だったので、今年こそは羽を広げたい。 飛躍をしたいという意思は1月中は持つかもしれないが、来月はどうだろうかな。それくらい人間

        • どこの誰とも分からない人と親しくなる方法

          出会いのあり方は人それぞれだ。 ・友達の紹介 ・元学校の友人や先輩 ・合コン ・職場関係 ・趣味や習い事関連 ・近所 ・ネットやアプリ 拙い想像力であげてみた。書き出してみると人はやはり社会的な生き物なんだなと気付く。自分とその周りの【社会的なコミュニティ】と付き合っているのだ。そして大半がもともとの繋がりのある友人関連だったり、用意された環境の中の事だったりする。(合コンだって共通の知人が間にいるはずだ) それに対して趣味や得意分野の共通点もなく街角で知り合って、赤の

        夏の終わりに(1)

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        記事

          「食の細いグルメ野郎は好きじゃないの」

          女の人は時々突拍子も無しに、ズバッと真実めいた言葉をぶつけてくる。 秋に差し掛かる頃だったか、遊び疲れて外でビニールシートを引いてぐだぐだしてねっころがっていた時に「最も面倒くさい男というのはどういうやつか?」という極めて現実的で恐ろしいトピックが扱われた。(どういう話の成り行きでそうなったかは覚えていない。) 例えば出かけて行ったときに今日は××を食べるんだといってお店が一杯にも関わらず機転が利かず待とうとする男。美味しさを分かち合うよりも食の素材に関する知識を語ろうとす

          「食の細いグルメ野郎は好きじゃないの」

          徹夜盆おどりで明かす夏休み

          「明日の予定?そんなものは明日になってから決めるから知らねぇよ!」と誰かが粋なことを言っていたのを思い出した。旅もまた同じで、行った地でその日にその場で予定決めるというのは最高の贅沢だ。(時間的にも心にも余裕があるときでないとできないからだ) 岐阜県の中部に位置する郡上市で1ヶ月近く続く日本一長い盆踊りが開催されている。中でも8月13日~16日は朝日が昇るまで徹夜で老若男女が踊る徹夜おどりが行われるので全国から踊り手が集結するのだ。曲目は10ほどで毎回ランダムに選曲され、深

          徹夜盆おどりで明かす夏休み

          今週はウーロン茶風呂

          良く行く銭湯の「今週のアレンジ湯」はついにお茶になった。薬草風呂、ローズマリーなどは経験してきたが、実際の飲料が風呂になるとは。でも意外と茶の湯も悪くなかった。 週末公園で遊ぶようになって以来、時間感覚がおかしくなっている。あの世田谷公園でポケモンGoも花火もやらずに朝まで人を動かしたり話をしたりして遊んでいるというだけでまず普通でないのだが、それに加えてその同じことを夜通しやり通すというところがさらにおかしさを加速させている。ポケモンGoをやりこみに来ているユーザーを何人

          今週はウーロン茶風呂

          16時間縁も所縁も無い人と遊び続けたという話

          梅雨が終わりそうで終わらない感じだけど、外で遊ぶ時は晴れてくれたので、とても助かっている。 タイトルはフィクションに見えて事実、今時は学生でもそこまでやらないでしょというくらい遊びきった。そこまでやると疲れたとか、シンドイとか通り越して逆に元気になってしまう。賢く生活することはうまくやればできるけど、アホにあるというのは賢く生きる上で必要な計画性や意味、向上心もろもろすべてゴミ箱に捨てるということなのでなかなかハッピーになれる。 何をそんなにやることあるの、と聞かれる

          16時間縁も所縁も無い人と遊び続けたという話

          宇宙一美味い林檎はどこにある

          何でもかんでも良いから単語の前に「宇宙一」をつけてみよう。 皆が感動するような製品を作ろう、とかほっとするような定食屋をやりたいんです、とかいうのあまり良くない。 それよりも我々が設計しているのは宇宙一早く飛ぶ飛行機である、といった方が「ああ、何かヤバいものができるかもな」となるだろう。地域で一番慕われるパン屋さんを開こうというもの悪くはないのだけれど、それはどれだけいっても上限は「その地域」止まりで終わってしまう。どうせなら勢いでも良いから「宇宙一美味いパフェを出す喫茶

          宇宙一美味い林檎はどこにある

          踊りが季節を破壊する

          タイトルがT.M.Revolutionの歌詞みたいになってしまった。未だかつて一年の振り替えリというものをちゃんとしたことがない。 一年前の年末は何をしていたのか、それをパッと思い出せる人は凄いなぁと思う。昔のスケジュール帳を引っ張り出してきてようやく、あっ!と何を自分がやっていたのかを思い出すのだった。 丁度一年前の2014年からは仕事も住んでいるところも、付き合う周りの人も変わっている。 時間の面白いところは12か月間を12等分して、はい1カ月分の時間ね、と分割され

          踊りが季節を破壊する