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“El Rey Del Timbal” - Tribute to Tito Puente - Sheila E. ft. Gilberto Santa Rosaにて魅せるラテン家族愛

素晴らしいじゃないかい!
我がシーラ!(馴れ馴れしいw)

実は亡くなっているTito Puente氏のことは良く知らずにいて、GPTさんにどんな方か伺った。要するにラテン界のレジェンドのような方だという。
その方の名曲をトリビュートしたのがこの曲だそうだ。

原曲を知らなくてもこのノリの良さ、思わず身体が椅子の上でよねるリズム感、シーラの連打の中に「タメ」が作るムーブ。
そして、何よりシーラEを中心としたメンバーの楽しげに演奏する姿の微笑ましさよ。楽譜通り弾くことや、場を乱してはいけない、失敗してはいけないなどといった日本人が音楽に向かい合うときに有りがちな風景とは真逆な世界をそこに見出せる。
羨ましきラテン魂よ。小さな頃からそのように音に身を委ねてきた人たち特有の身のこなし的なモノを感じ、表れている。

ツイッターでこのMV制作の舞台裏をシーラが紹介しているが、グリーンバックにドラムスティックを何度か落とす失敗まで披露しているお茶目な側面や(巻頭写真)、演奏チームとの打ち解けた舞台裏を紹介しているのも、演奏チームとの家族的な付き合いがありそうで、そこもまたこの曲の魅力となっているのであろう。

普段からシーラEはツイッターで家族との過ごし方を紹介している。
家族を大事にし、家族から大事にされている。superstarであってもラテン家族の在り方の典型例のようだ。いいね。

オバサンになってシーラは、若い頃とは異なる魅力を発し始めた。音楽的、人間的に。
前回手にしたCDもだいぶ良かった。これからも期待したい。


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