お餅のやわらかさの好みが違う家族のためのお雑煮
今年のお正月は、特別なものを全く用意していなくて、三ヶ日はほぼお雑煮で過ごしました。
私は四国の出身、夫は静岡生まれ静岡育ち。
お餅の形もちがうし、ベースとなる汁の味付けも違います。
違う地方同士だと、お互いの主張がぶつかり合うこともあるでしょう。
しかし、うちの夫がこだわるのは「お餅のやわらかさ」のみ。
どっろどろに煮溶けたものが最上であり至高。
雑煮の餅は食べ物ではない。飲み物である。
というもの。
その他の味付けや具材については、ほとんどこだわりがありません。
強いて言うなら、あまり具沢山じゃない方がいい、というくらい。
一方、私は色々とこだわりがあり、その中でも
雑煮の汁が濁るのが絶対にイヤ
というこだわりが強くあります。
そう、夫の好みに合わせると、この私のこだわりを捨てないといけないのです。
双方の望みを叶えるために編み出したのが、時間差雑煮。
少し手間がかかりますが、お互いが自分の思う美味しいお雑煮を食べるためには欠かせないことなのです。
まず、ベースとなる汁を作ります。
水500cc
かつおだし小さじ1
鶏がらスープの素小さじ半分
ベースとなる汁の材料を鍋に入れ、次に具材を入れます。
我が家の具材はこんな感じ
とりもも4分の1枚→小さめの一口大
にんじん、大根→いちょう切り
青物→食べやすい大きさに切る
火の通りにくい順に入れて、煮ます。
最後に、塩とうすくち醤油で味を整えます。
ここで、一旦火を止め、もちの準備をします。
私→トースターで焼く
夫→水を入れたお碗に餅を入れ、レンジで柔らかくする
お餅が焼けたら、まずは私の方の準備です。
お碗にお餅を入れ、出来上がった汁を注ぎます。
鍋に、夫側の餅を入れ、再び火にかけます。
夫の好みの柔らかさになるまで、煮込みます。
出来上がったら、かまぼことゆずの皮の切ったものを載せて、完成!
こんな感じで時間差で作ると、お互いの好みの柔らかさになって、幸せな年始を過ごすことができます。
鍋やお碗にこびりついたお餅は、夫が自己責任で洗ってくれるようになったので、とても助かっています。
その面倒さがあっても、煮溶けたお餅の方がいいんですって。
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