京都音博ユーザー向け「京都便利手帖〜交通編」 2019年更新版

2017年にnoteにて記載した、京都音博へのおすすめ交通機関案内記事「京都便利手帖~交通編」。
同記事は、とてもありがたいことに多くの方々にご参考にして頂きましたが、今年3月より、京都音博会場「梅小路公園」の最寄り駅となるJR嵯峨野・山陰線「梅小路京都西駅」が開業したこともあり、それに対応する更新版として改めてご案内いたします。

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・梅小路公園への道のり

<電車でのアクセス>
◉(JR在来線/東海道新幹線/地下鉄烏丸線/近鉄京都線)「京都駅」より徒歩15分。
◉京阪本線「京阪七条駅」より徒歩30分。
◉阪急京都線「大宮駅」より徒歩25分。
◉JR嵯峨野線「丹波口駅」より徒歩15分。
◉JR嵯峨野線「梅小路京都西駅」より徒歩3分。

梅小路公園の最寄りの新駅「梅小路京都西」開業により、格段に会場へのアクセスが向上しました。

しかしながら、音博へのアクセスとしての「梅小路京都西駅」当日利用につきましては、できる限り避けて頂くことをおすすめしたいと考えております。

想定される懸念としましては、乗車者過多による大変な混雑です。
上記のように会場まで徒歩3分と抜群の立地となっていることから、大勢の方々が「梅小路京都西駅」の利用を念頭に置かれているかと思いますが、快速通過駅のため、上下線運行本数(当駅停車本数)はあまり多くはありません。以下、当日の時刻表をご確認頂きたいと思いますが、多くの利用者が見込まれる「京都駅」発・「梅小路京都西駅」発ともに、平均1時間あたり4本(運行間隔およそ15分目安)となっております。

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そして、音博ご来場者以外の一般利用者も非常に多く(近くには京都水族館や京都鉄道博物館があります)、時間帯によっては「梅小路京都西」駅周辺にて、各所入場規制が生じる可能性も十分に予想されます。
乗降ピーク時の混乱を避け、スムーズなご移動を実現させる意味でも、またそのキャパシティと交通網の充実を鑑みた上で、音博ご来場の皆様には、「京都駅」のご利用を基本的におすすめしております。

<バスでのアクセス>
◉「京都駅前バスターミナル」「梅小路公園・京都鉄道博物館前」または「七条大宮・京都水族館前」下車すぐ、バス乗車10分。
◉「四条大宮」バス停より「梅小路公園・京都鉄道博物館前」または「七条大宮・京都水族館前」下車すぐ。バス乗車15分。
◉阪急京都線「桂駅」バス停 「桂駅東口」より「梅小路公園前」下車すぐ。バス乗車15分。

より詳細な市内主要駅→梅小路公園付近行きバスのアクセスガイドはこちらをご確認ください。

会場には駐車場・駐輪場はございませんので、自転車・バイクでのご来場はお断りしております。ご来場の際は公共交通機関を利用頂ければと思います。


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▪️首都圏より京都へ

やはり新幹線が便利です。「のぞみ」を使えば東京駅から2時間15分ほど、新横浜からだと2時間を切ります。「ひかり」でも3時間かからずに京都まで辿り着けます。コストパフォーマンス重視なら、高速バスも便利です。全国各地から京都まで運行しています。時間が掛かるぶん、旅費を大幅に抑えることができます。

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▪️大阪、神戸、奈良方面より京都へ

JR京都線の「新快速」に乗れば、大阪方面からは30分弱、神戸から50分ほどで京都駅に着きます。新幹線を使う必要はありません。およそ15分毎に発車します。

阪急京都線を使えば、「大宮駅」や、市内中心部の「烏丸駅(四条烏丸)」、「河原町駅」にアクセスできるので、京都観光にも便利です。大阪梅田から10分毎に特急が発車するので便利です。京都市内まで40分ほどで、JRより安いです。「大宮駅」へは「桂駅」で準急か普通に乗り換えます。

また、大阪方面、京阪沿線からは京阪「東福寺駅」からJR奈良線で京都駅までアクセスできます。

奈良方面からは近鉄京都線が便利です。地下鉄烏丸線への直通電車もあります。

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▪️中京圏、中四国、北陸、九州北部より京都へ

やはり新幹線が便利です。名古屋からは最速で30分強で京都駅に着くことができます。広島から2時間、福岡から3時間です。高松からは岡山経由で2時間ほどです。

首都圏の頁でも書きましたが、各地より高速バスのアクセスもいいです。

北陸からは在来線特急「サンダーバード」が便利です。高速バスも出ています。

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▪️北海道や東北、南九州や沖縄より京都へ

東北などからは高速バスも出ています。時間短縮するなら新幹線より飛行機が便利です。

飛行機で京都市内へ行くには、伊丹空港か関西国際空港が使えますが、伊丹空港の方が近くて便利です。

伊丹空港よりリムジンバスに乗ればおよそ55分で京都駅付近に到着します。

または伊丹空港より大阪モノレールに乗り、南茨木で阪急京都線に乗り換え「大宮駅」まで50分ほどで到着します。これは意外といちばん便利で安く上がります。

関西国際空港からはリムジンバスで、京都市内まで2時間ほどかかります。

電車を使えば便利です。関西国際空港よりJR特急「はるか」で75分、または南海特急「ラピート」と大阪市営地下鉄堺筋線→阪急京都線直通準急で90分。

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▪️市内の交通便利帳

京都の市内交通は、様々な市営交通や私鉄などが入り乱れ、その連携が取れていないのと市バスが渋滞に巻き込まれ遅延するので、ガイドブックなどがあてになりません。

よくガイドブックには「京都は市バスが便利」とありますが、私の感覚とは少し違います。便利に使わないと、市バスは不便です。荷物が多いと、タクシーに乗るのが無難です。

しかし、お金を掛けず、公共交通機関をうまく乗りこなせば、京都をより楽しく快適に移動することができるでしょう。

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▪️電車で近くまで行き、バスに乗り換えるか徒歩で目的地へ向かおう

これが出来れば、いちばん便利で快適です。京都駅から金閣寺行きや清水寺行きのバスが出ていますが、混雑と渋滞に巻き込まれ、辛い思いをします。金閣寺まで1時間ほどかかる場合もあります。京都駅から地下鉄烏丸線で北大路へ。北大路駅バスターミナルから205系統で金閣寺道下車が正解です。これだと、30分で行けます。

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▪️知られざる乗り換え拠点駅と、バスが使えるエリアを知っておく

京都駅前バスターミナルは市内各方面へのバスが出ていますが、渋滞が酷く、案内も分かりにくいです。京都駅からは地下鉄烏丸線がベストです。烏丸線の各駅から、目的地に近い場所を探します。京都市内には市営地下鉄含め使える市内電車が7路線、郊外電車が2路線あると覚えておいてください。前者は地下鉄烏丸線、東西線、阪急京都線、京阪本線・鴨東線、JR嵯峨野線、JR奈良線で、後者は叡山電鉄、嵐電です。

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▪️電車→電車の乗り換え


使える乗り換え拠点駅は
①「烏丸(阪急線)⇄四条(烏丸線)」
②「烏丸御池(烏丸線⇄東西線)」
③「二条(東西線⇄JR嵯峨野線)」
④「西院(阪急線⇄嵐電)」
⑤「河原町(阪急線)⇄祇園四条(京阪線)」
⑥「東福寺(JR奈良線⇄京阪線)」
⑦「出町柳(京阪線⇄叡電)」
⑧「太秦天神川(東西線)⇄嵐電天神川(嵐電)」
⑨「丹波橋(京阪線⇄近鉄線)」
①⓪「竹田(烏丸線⇄近鉄線)」
①①「山科(東西線⇄JR琵琶湖、湖西線)」

などがあります。京都市内は各路線の駅名が統一されていないので、観光客だけではなく地元の人たちも乗り換えの便利さに気づいていないパターンが少なくありません。特に⑤と⑥は知っておくとたいへん便利です。下鴨神社、清水寺、伏見稲荷方面へ阪急沿線から行く場合⑤、新幹線からだと⑥はとても便利です。

嵐山方面へも、京都駅からならJR嵯峨野線、阪急沿線からだと桂乗り換えで嵐山線、もしくは西院乗り換えで嵐電、市内地下鉄沿線からだと東西線太秦天神川乗り換えで嵐電が便利です。京都駅や四条烏丸からバスに乗ると長旅になります。

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▪️混雑しない郊外のバスターミナルや地下鉄駅からが「市バスの出番」


基本的に京都駅、四条烏丸(烏丸線四条と阪急線烏丸)など、街中のバスターミナルから市バスに乗ると、混雑と渋滞に巻き込まれることが少なくありません。なのでやはり…。

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▪️有名観光地エリアへは「鉄道+徒歩」がベスト


①清水寺へは清水五条駅(京阪線)から
②平安神宮や岡崎エリアへは東山駅(東西線)または神宮丸太町駅(京阪線)から
③伏見稲荷大社へは伏見稲荷駅(京阪線)または稲荷駅(JR奈良線)から
④八坂神社へは河原町駅(阪急線)または祇園四条駅(京阪線)から
⑤三十三間堂へは七条駅(京阪線)から
⑥下鴨神社へは出町柳駅(京阪線、叡電)から
⑦嵐山、嵯峨野へは嵐山駅(阪急嵐山線、嵐電)または嵯峨嵐山駅(JR嵯峨野線)から

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▪️金閣寺と銀閣寺へはうまくバスを使って行く


①金閣寺…北大路駅(烏丸線)で市バス205系統西大路通、金閣寺方面行きに乗り換え
②銀閣寺…今出川駅(烏丸線)または出町柳駅(京阪線、叡電)で203系統、17系統などの銀閣寺方面行きに乗り換え


京都音博ユーザーの皆さまも、より京都を快適に移動し、是非発信していってください。

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