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生姜焼きとわたし その4

上野動物園 東園食堂

自分が、ひとりで動物園に行って生姜焼き食べるような大人になるなんて、こどものころは想像していませんでした。というか、動物園に頻繁に通うようになるなんて。
こどものころ、動物園といえば、閉塞感というか圧迫感というか、なんとも言い難い後ろめたさのようなものを感じてしまう、両手を挙げてたのしい!!とはしゃぐような場所では無かったものの、「レジャー施設」という認識でした。
その認識を改めるきっかけは、大学で受けた博物館学の講義でしたが、そこで動物園について深く学んだわけではなく、通うに至るのはまだまだ先の話で。

その日は開園時間に入って、最近移動してきたメスのカバとオスのホッキョクグマを観たらさっと帰ってしまうつもりでした。が、ちょっと出遅れて、パンダをチラ見(まだ気温が上昇しきっていなかったので屋外に出ていた。)して、クマたちの丘を経由してホッキョクグマ舎に到着したら、イコロさんのおやつタイムがすでに始まっていました。
オスが広い方の放飼場に出ているのを見るのが初めてだったので、じっくり観察してしまい、慌てて西園へ移動するも、カバ舎に着いたのはユイちゃん退場後、入れ替わりのジローさんがお出ましでした。この後、ユイちゃんが観られるのは夕方、ジローさん屋内収容後。
どうしよう…と考えながら、西園から東園を巡り、再びクマたちの丘に戻ったら、三交替のマレーグマ、二番手が登場していました。
放飼場のあちらこちらに置かれた餌。高くて取りにくそうな場所に置かれたトマト、一番手のアズマさんから手付かずで残っていて、二番手のキョウコさんも食べそうにありません。気になる…。まだ三番手モモコさん登場まではしばらく時間がありました。そこで閉園時間まで残る覚悟を決めました。じゃあ、ランチだ!

年パス持ちなので、外で食べるという選択肢もありましたが、その日はとても暑く、一度外に出たらもう戻る気力がなくなりそうだったし、一刻も早く水分と塩分が補給したくて、東園食堂に入りました。家族連れでにぎわっていたけれど、幸い壁際のカウンター席なら空きがありました。

山形三元豚のポークジンジャー丼。美味しかったです。

三元豚ってよく聞くけど、具体的にはどんなものか知らなくて、なんとなく高級で柔らかくて美味しそう、くらいのイメージ。なので、調べてみました、ウィキペディアで。
繁殖性や肉質などをよくすることを目的に3種類の品種を掛け合わせた雑種のことだそうで、品種名ではないのですね。なぜ掛け合わせつづけないとダメなのか、品種として固定できないのか、わからない…。もうちょっと遺伝のこと、ちゃんと勉強しておけばよかったな…。

以前にも書きましたが、わたしは白飯の上の生野菜が許せないのですが、今回の大根人参水菜の千切りはいい感じにしんなりしていて、ご飯と一緒に口に入れてもモサモサしなくて、良かったです。
たれは甘めでもうちょっと生姜味強めでもいいかなと思いました。お肉が薄切りのときは、甘めのたれの方が合うのかな?

自分で生姜焼きを作るときは、(日本酒は甘味になるのか?それ以外には)まったく甘味になるようなものは使わないのですが、みなさん、何を入れてらっしゃるのでしょうか?
以前、お友だちにいただいた手作りマーマレードが生姜焼きにも合うよ、と聞いていたのですが、試してみる前にパンとヨーグルトで使い切ってしまったのでした。

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