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生姜焼きとわたし その2

蒲田 ぐりるスズコウ

某食◯ログのレビューを読んでいると、筆者の子どもの頃の思い出なんかから始まっちゃったりしてなかなかその店に辿り着かなくてイラッとくること、たまにありますが、自分が書いてるものが、まさにそういう類のモノになりそうな気がします。(未だ着地点見つからず。)
でも、もっともらしい、上から目線のレビューなんて書ける気がしません。ダラダラやります。

誕生日が近付き、当日どうやって過ごそうか、ちょっと普段の行動範囲から外れたところに行きたいな、とぼんやり考えていた。そして確実に美味しいものが食べたい!
ならば生姜焼きか。

ありがたいことに、「夜、何か予定ある?」と声をかけてくれた友が。ひとり行動の予定なんて、あって無いようなもの。ここは「予定はありません。一緒してください。よろしくお願いいたします。」と答えるのが正解だろう。でも、何としてでも確実に美味しいものが食べたいと思ったわたしは「定時退社できたら、生姜焼き食べに行くけど、良かったら一緒する?」と答えた。(だから友だち少ないんだよ。)
行けるか分からない、行けても何時になるか分からない。そんな曖昧な返事をしたにもかかわらず、他の友だちにも声をかけてくれて、昨日の今日で4人も集まってくれた。ありがたい、以外の言葉が見つからない。

8時過ぎに到着。腹ぺこなので特大いけちゃうかな、と思いながらも、大人しく普通サイズの生姜焼きを注文。
ポテトサラダをみんなでシェアして食べていたら、カップに入ったスープが。あれ?メインとご飯のセットにしたけど、スープが付いてくるとはメニューには書いてなかったような…?コーンスープ、甘くて温かい味でした。

お待ちかねの生姜焼きは、普通サイズでも想像以上のボリューム。厚さ2㎝くらいあったんじゃないか。
口に入れた瞬間はお肉とタレの甘みが広がるけど、すぐに、たっぷりのったおろし生姜がピリリと主張してくる。
美味い。ご飯がすすむススム。
付け合わせは太めのフライドポテト・ほうれん草・にんじんグラッセ。
最初は外はカリカリ中ホクホクのポテトに、だんだん生姜ダレが沁みてへにゃってくるのも美味しゅうございました。

お客さんが入れ替わり立ち替わり、常にほぼ満席の人気店で、食べ終わってからもテーブル占拠してる客なんて、邪魔以外のナニモノでもなかったろうに、お店のお母さんはなぜか「ゆっくりしていって。」とおせんべいをくれました。ありがとうございました。

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