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秋ドラマ「君の花になる」はク○ドラマ?(絶対違います)

秋ドラマ1のク○ドラマとしてよくネットニュースに取り上げられてしまっていた「君の花になる」だが、一言言わせてもらおう。

ドラマ「君の花になる」だけで楽しもうとするから駄目なのだ。

「君の花になる」はコース料理だ。
8LOOM(ドラマ内で登場する7人組ボーイズグループ。ドラマ外でも実在するグループとしてライブやファンミーティングなどをを行う。)の活動という一連のコースがあり、その中の主食が「君の花になる」というイメージ。
主菜でも構わないが、主菜はどちらかというと8LOOMのライブではないかと私は思っている。
その他8LOOMの活動が前菜で、ファンミーティングもしくは7人それぞれのこれからの活動がデザートだろうか。

8LOOMはドラマのために作られたグループだが、むしろグループのために作られたドラマが「君の花になる」だと捉えてしまえば、「君の花になる」は一気に神ドラマとなる。
ひとまず、ドラマを見る目が8LOOMメインになるので、主演の本田翼の演技は少しどうでも良くなる(「高橋文哉が8LOOMのセンター兼ドラマの主演だと重荷過ぎるから形式上本田翼が主演なだけ」と私は勝手に解釈したりしなかったり)。

そんなことよりも、メンバーの実際の性格や特技と役の共通点を探したり、ライブや写真展などの実在するイベントが登場したり、最終話が近付くにつれて解散を実感するようになって涙したり。

8LOOMには解散してほしくないけれど、メンバーが実際に体調不良でライブやテレビ収録を欠席することがあったからこれ以上のハードスケジュールは良くないよな、期間限定だからこその儚さが魅力でもあるのかなと思ったりも。

とにかく、実在する8LOOMとセットで楽しむのだ。
コース料理の例に戻るが、豪華なコース料理であってもパンだけを取り出すと確かにダブルチーズバーガーの方が具入りで一見豪華だ。
「パンだけ」なら。
副菜で胃を徐々に動かし、わざわざ別盛りにされている料理に落ち着いて向き合い五感で愉しみ、デザートで締めるからコース料理が成立する(それっぽいこと書いたけど大丈夫かこれ笑)。

確かに、ただの火10ドラマとしては脚本が終わっているク○ドラマだったかもしれない。
キュン要素が火10にしては少なかったかもしれない。
ストーリー展開が早すぎて雑だったかもしれない。

しかし、キュン要素が少なかったのは8LOOMが実在するグループだからリアコ勢に配慮したのだと思うし、とりあえず8LOOMのメンバーが長く画面に映れば別に良い気がする(適当。というか、キュン要素は別に無くても良かったと思う。)

ストーリー展開の早さに関しては、この神ドラマに2クール枠を確保しなかった大人のセンスの無さが悪いと思う。
あす花の過去と胸キュン展開に時間を割いた結果、8LOOMが返り咲くまでの過程の描写がほとんど無かった。
せめてダイジェスト的なシーンだけでももう少し作ってくれよなぁ〜。

ストーリー展開だけでなく、1年間8LOOMを創り上げてきたメンバーの努力や熱量を考えたら、1クールだけでは割に合わなさすぎる。

ドラマ10話ではなく漫画10巻なら良かったかもしれないと少し思ったことも書いておく(ちなみに、表紙は8巻まで順番にメンバーとあす花のピンで、9巻は弾とあす花、10巻は8人集合希望ですふふ)。

というわけで、もしもこれを読んでいるあなたが「君の花になる」をク○ドラマだと思っていたなら、8LOOMの活動を知ってからもう一度ドラマを見て欲しい。

TBSにまんまと丸め込まれてparaviを契約し、TBSショッピングでグッズを買い(最近は売り切ればっかりだけど)、TBS公式YouTubeチャンネルもチェックするのだ笑。

すっかりTBSにお金を落とした頃には、あなたにとって「君の花になる」は神ドラマに、8LOOMは神グループになっているだろう。

一応書いておくが、別に私はTBSの回し者ではなくただの8LOOMY(8LOOMのファン)だ。


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