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物質の三態とお金;どこから他者に期待すべきなのか

『どこにお金が支払われるべきか』

お金といえど大小がある。

例えば、1000円以下の硬貨のような小さい額のまとまり、1000円から5000円までのよく使う中くらいの額のまとまり、5000円から10000円までの大きな額のまとまり、10000円以上から100万円までのもっと大きなまとまった額がある。

ここでは、物質の三態になぞらえて、うまくその機能を果たすような使い先を考えてみることにする。

a;極小の単位;千円以下の硬貨
b;小の単位;千円以上五千円未満の紙幣
c;中の単位;五千円以上1万円未満の紙幣
d;大の単位;1万円以上10万円未満
e;極大の単位;10万円以上100万円未満

『物質の三態と支配可能な単位』

ところで、わたしたちが実際に目にし、感覚的に処理可能なのは、aからcまでの単位だ。
dからeの単位は、およそ、気体とされるものとなる。
固体は、a;極小の単位で振動している。
bからcは、液体とし、支配できる範囲とされる。
わたしたちが私生活でコントロール可能なのは、実際には、aからcであり、極小から中の単位くらいである。

⑴a<支配でき、処理可能な単位<c
自分で管理し、自分に期待すべき額

⑵c<支配できず、処理不可能な単位<e
自分で管理できにくく、他者に期待すべき額

なぜこのようにわけるのかというと、そのaとb、c以上で発想や考え方、捉え方が異なると思うから、それをわけておいて、固体、液体、気体の物質の3体でそれを表現するのを目的にしているのである。

『固体と液体の発想』

さて、a;極小の単位は、およそ振動している固体である。これは、極小過ぎて使うことが難しい。そこで、寄付や募金といったものに使うべきものだと思う。

b;小の単位は、もっとも使いやすい流動性があり、そうであるべきものである。
そのため、よく財布に入れて流れている意識が必要な液体
である。

c;中の単位、これは、プレゼントなどにナッジを掛けておき、他者にプレゼントする際に、例えば、本を新しい物を買って欲しいとか、このような財布を身につけて欲しい、Switchなどのゲームを共にしたいために、自分の欲求を投影したプレゼントを※①ナッジとして賭けておくべき単位であり、気体に位置する。

『気体の発想』

dからeの大の単位;極大の単位は、あまりに大きな額であり、先ほどのナッジによるプレゼントを加速させるために使うか、投資、貯金などの運用のための気体としての機能を果たすものである。

まとめると・・・

a;固体;振動している;使いにくい硬貨
硬貨;使う先;寄付・募金・両替

b;液体;流動性がある;使いやすい紙幣
千円札;使う先;自己の買い物

c;気体;エントロピーは小;
;使うにはもったいない紙幣
;5千円以上1万円未満
使う先;ナッジをかけたプレゼントとして

d<e;気体;エントロピー大;
;1万円以上100万円未満
;使う先;貯金、投資、運用

『ここからわかること』

固体から気体に向けて、どんどん熱エネルギーは、増加し、分子運動は、活発になり、エントロピーは、増大してゆく。
そして、ちょうど、自分の領域を超え、他人に投資したり、期待したりする境目が、物質の三態でいうところの気体というものからということがわかった。
硬貨のように端数としてか、寄付・募金するくらいの極小である固体は、支配下にはあるが、自分の領域としては使いにくいということだった。

a;固体
b;液体
c<気体<e

凡そこの3つのあり方に対する発想や考え方しかないような気がする。


“水も使わなければ腐る”

ーーーレオナルドダ・ヴィンチーーーー

レオナルドダビンチの手記

※❶“ナッジ(nudge)とは、英語で「(注意を引くために)軽くつつく、そっと押す」転じて「ある行動をそっと促す」という意味の言葉です。 ビジネスや行政の現場では、行動経済学を活用するべく体系化されたナッジ理論として広まっています。”

wikipedia

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