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これからの女性に必要なのは「完璧を目指さない勇気」

先日何気なく見たTEDのトーク、レシュマ・サジャーニの"女の子は完璧さよりも勇気を"。

彼女はGirls Who Codeという13歳〜17歳の女の子たちにプログラミングを教える団体の創業者で、エンジニアリングの分野における男女の雇用格差をなくすべく日々奮闘している人です。

このトークの中で印象的だったのは

「ある求人に対して、男の子は6割満たしていれば応募してみるのに対して女の子は自分が100%条件を満たしていなければ応募しない
「プログラミングでつまずいたとき、男の子は"僕のプログラミングにダメなところがあるようです"と言ってくるのに対して女の子は"私にはダメなところがあるようです"と相談してくる

という部分。(意訳してます)

これって女性特有の考え方だったのか!
とものすごくびっくりしました。

でもたしかにまわりの友人と話していても「まだこれができていないから」「もう少し力をつけてから」という理由でチャンレジしないのは女性に多い気がします。

女の子は小さい時から丁寧にやること、チャンレジよりもコツコツやることを教えられがちですが、これって世界共通なんだなと改めて感じました。

もちろんコツコツ丁寧に安定して仕事を完成させるスキルはとても重要で、それが得意な人はそこを伸ばしていくべき。

でもそうではないもっとチャレンジしたい!という意欲も能力もある子まで押さえつけてしまっているのが現状なのかもしれません。

その根底にあるのは「女の子の成功はいい結婚をすること」という意識が根深く残っているからな気もします。

いい結婚をするために、愛される存在であるためには男性よりも目立ってはいけない、自分を一段低くして主張してはいけない、そういう空気はまだまだ少なからず存在していて。

でも少しずつ、自分の意思を持って人生を主体的に生きる人が男女を問わずかっこいい人だよね、という価値観に移行しつつある過渡期なんだろうなと感じます。

女性はどうしても完璧を求めてしまいがちで、やりがいのある仕事をして素敵な旦那様と結婚してかわいい子供を育ててプライベートも充実させて、とすべてを手に入れたくなってしまうけれど、それを全部手に入れても全部を完璧に回していける人なんていない。

だからこそ「完璧を目指さない勇気」をもつことで肩の力を抜ける人って多いんじゃないかな。

ちょっと前の記事ですが、サイボウズ式の「自分らしい働き方をデザインするには? チャンスをつかんだIT系女子の本音トーーク!」でウィズグループ代表の奥田浩美さんが語っていたことは多くの女性を救う気がする。

たくさんやるとボロボロこぼれます。ボロボロこぼすことが大事です。こぼすと周りの人が拾ってくれます。だから「私、頑張っている!」と言いながら、ボロボロボロボロこぼしていく(笑)。そうすると周りが「奥田さん、大変ですよね」とか、夫も「いろいろ大変だよね」とか、私の周りが拾ってくれる人だらけになります。

完璧だと思われたい欲は捨てて、今日もボロボロこぼしながら走っていきましょう!

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