「モノの移動」が「ヒトの移動」に追いついてない問題

今年の年末は、いつになく移動の多い日々でした。

22日〜25日で実家に帰り、東京に戻ってきてすぐ鴨川へ旅行、そしてまたすぐ香港へ経ち、バタバタの2週間でした。

それだけ移動してみて思ったのは、

「荷造りも荷解きも荷物を移動させるのも全部めんどくさい!」

ということ。

特に、乗り物のルールや言語も違い、普段より移動のストレスが大きい海外で、空港からホテルまでの道のりを大きなキャリーバッグを抱えていくのは不便だなと改めて感じました。

しかし、これからますます場所を選ばず仕事ができるようになり、さらに副業の解禁で東京以外の土地との行き来など「ヒトの移動」が増えていくだろうと思われていますが、それを阻んでいるのは「モノの移動」にイノベーションが起きていないことではないかと思います。

今回香港にきて驚いたのは、帰路では香港駅で「駅チェックイン」ができること。

駅でチェックインして荷物を預けてしまえば、そのまま手ぶらで数時間遊んだ上で直接空港へ向かい、そのまま搭乗することができるのです。

今回の帰路でぜひ使いたいと思っている仕組みなのですが、むしろ往路でこそやってほしい取り組みだなとも思います。

空港でプラスのお金を払うことでそのまま空港へキャリーバッグなどの大きな荷物を運んでもらえれば、一度ホテルまで荷物を運ぶ手間なしにそのまま街へでて遊ぶことができます。

このタイムロスをできるだけ小さくすることは、旅行者はもちろんですがひいいてはその地域の飲食店や小売店にも大きなメリットがあります。

本来であればホテルへ荷物を起きに行っていた数時間のタイムロスを、買い物や食事に当ててもらうことができるからです。

これは東京クラスの大都市になると流通網の整備の負荷が大きくなりますが、地方の小規模な自治体であれば地元のホテルや交通機関が提携することでより旅行体験が向上する施策ではないでしょうか。

また、アメリカではDUFLというププレミアムトラベルサービスも注目されています。

DUFLは「手ぶらの旅」を実現するためのサービスで、パッキングをすべて行った上でスーツケースをホテルに届けてくれるコンシェルジュサービスや、洋服の保管ストレージサービスを展開しています。

出張が多いビジネスマンに向けて、必要なものがすべて現地のホテルで揃うような仕組みを提供しているのです。

個人的には、これがさらに進めばそもそも洋服はレンタルというかたちで現地調達し、化粧品などのトラベルグッズも空港で選んだものをそのまま宿泊先に届けてもらえる仕組みに発展していくのではないかと思っています。

こうした仕組みが発展していけば、自身が持ち歩くのは1、2泊の出張や旅行であれば普段の荷物とほぼ同じ量だけですむようになり、さらに人の移動が身軽になっていくでしょう。

その土地の流動性を高めることは活気を生み出すことにもつながるため、たくさんの人が行き交うことで自然と地域おこしにもつながっていきます。

人の移動のネックとなる「モノの移動」をいかにスムーズにしていくか。

宅配便を筆頭にした物流業界が需要過多でパンクしそうな今、モノをスムーズに流通させることが様々な社会課題解決の糸口になるのではないかと改めて思った空港でのできごとでした。

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最所あさみ

現場からは以上です。2nd

「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたことを書き連ねていきます。 (photo by tomoko morishige)
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コメント1件

箱根の駅で荷物を預けるとホテルまで運んでくれるサービス、立山黒部アルペンルートで朝、荷物を預けると当日午後に富山市街のホテルで荷物を受け取れるサービスは利用したことはありますが、それ以外の地域ではあまり見かけたことがないですね。もっと広まったら便利だし、旅がさらに楽しめると思います。
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