見出し画像

私にしか創れない物語を紡ぐこと。

「普通に生きてほしい」と言われて育ってきた。

あまり勉強しすぎるとロクなことにならないから、ほどほどに勉強して、そこそこの大学に行って、学校の先生か銀行員になって、30歳くらいで結婚して子供を産んで、それが「ふつう」の幸せなのだと。

そう言われるたびに、私は「それ、私がやらなくてもよくない?」と思っていた。

「ふつう」の幸せな暮らしは、私以外の誰でもできる。

だったら、私は私にしかできない人生を歩んでみたい。

それが私が私として生まれてきた意味だと思ったのだ。

もちろん、だからといって「ふつう」の逆をいきたいわけではない。

ただ逆の道を歩もうとする姿勢は、結局「ふつう」という基準をもとに判断しているのと同じこと。

どちらか一方を選ぶのではなく、私自身の生き方をブルドーザーのように開拓して、「こんな生き方もあるよ!」と新しい道を提示することで、後を歩く人たちがもっと自由に道を選択できるようになればいいと思っている。

もちろん、すでに結末がわかっている物語を読むのが好きな人もいるだろうけれど、私は「それで?そこからどうなっちゃうの!?」とドキドキする物語の方が好きだし、早く結末が知りたいような、もっと長く読み続けていたいような、そんな自分が大好きな小説のような人生を送りたいと思っている。

他の人が紡げる物語は、その人に委ねればいい。

私は、私が生まれなければこの世に存在しかなった、そんなオリジナルな物語を紡いでいきたいと思う。

生きるとは、自分だけの物語を編むということなのだから。

サポートからコメントをいただくのがいちばんの励みです。いつもありがとうございます!