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【ご報告】6月から、新しい挑戦をはじめます。

突然ですが、6月から会社組織を離れて独立することにしました。

大企業からはじめたキャリアも、転職のたびに会社規模が小さくなり、とうとう「自分ひとり」という最小単位にまで行き着いてしまいました。笑

来月からは八重洲にあるコワーキングスペース「Diagonal Run Tokyo」の運営のお手伝いをさせていただきつつ、自分がやりたいことの準備を進めていこうと思っています。

今後は「小売」「コミュニティ」「まちづくり」の3つを軸にしながら、自分のやりたいことを実現していく予定です。

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この決断にいたるまでに、いろんな方にご相談させていただきました。

そんな中で最終的に感じたのは、「自分のやりたいことは自分でリスクをとってやるしかない」ということです。

私の場合はこうありたいという世界が明確にあるため、方向性が近い場所はあっても、時が経てば少しずつズレがでてしまいます。

だったら、居場所を「探す」よりも「作る」方が、私だけでなくまわりのひとも含めた全体の幸福度は高いはず。

そう思ったことが、最終的な決断のきっかけです。

不安がないといったら嘘になりますが、不安な時期にどっぷり浸ったあとに不安要素を分解して整理したら、いつも通り「まー最悪の場合でもコレだからどうにかなるかー!」とポジティブ変換できました。

やると決めたら、あとはやるのみ!

ここから先は100%自分の責任なので、自分にできることを真摯に実直にひとつひとつやっていきたいと思います。

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具体的になにやるの?という部分はまだ公開できるほど準備が進んでいないのですが、これまでやってきた「おでかけ帖」をベースにしたメディアを立ち上げたいなと思っています。

「ファッション・ビジネス」がこれから面白くなる理由という記事でも書いた通り、今ファッション業界では次々とディスラプションが起きていて、すごく面白いフェーズにきていると思います。

私はブランドにも詳しくないし、ファッションセンスがあるわけではないけれど、「でかける時に着ていくものを選ぶ時間」が何より好きで、その選択肢を増やしたいという思いを常々もってきました。

装うとは自分のためでもあり、相手のためでもある。

だったら洋服を売る時ももっと、具体的なシーンごと提案すべきなんじゃないだろうか。

なぜ「でかける場所」と「着ていくもの」は、常に切り離された情報として展開されているんだろうか。

それを解決するための手段はまだ世の中になくて、「だったら自分で作ろう」と思って一番ミニマムなかたちでスタートしたのが「おでかけ帖」のはじまりでした。

この半年ほど「おでかけ帖」を作ってみて、その方向は間違っていないという確信と、このコンテンツをつくるのは大変だけれども自分自身とても楽しいという発見があり、もう一段階パワーアップするために設計をしなおしてみようと思っています。

まだ企画として練り上げている段階なので、コンセプトシートへダメ出ししてくださる方も募集中です。笑

ぜひTwitter or Facebookからメッセージいただければと!

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これで一旦会社員人生が終わるわけですが、振り返ってみて思うのは、自分の名前で発信しはじめてからが一番成長したな、ということです。

どの会社でもたくさんのことを学ばせてもらい、今の私を形成する上で欠かせない存在ですが、会社から提供された教育よりも、自分で発信する自由を得て自分で学んだことが一番自分を成長させたのではないか、と。

業界File」の記事の中で田中泰延さんが広告業界に向いている人を聞かれて「フォロワー、最低、1万人」と答えて話題になっていましたが、どうやったら人に読んでもらえるのか、興味をもってもらえるのかを真剣に考えるきっかけとして、自分で発信することはとても重要だと私も思います。

と言いつつ、私はフォロワー1万人どころか、1000人もいないので偉そうなことを言える立場ではないのですが、そんな私でも半年ちょっとの活動でぐっと世界が広がったので、1000人、2000人、5000人…と増えていったらどれだけ選択肢が増えるのだろう、と思わずにはいられません。

これから会社に属し続けるつもりだったとしても、会社にしがみつきつづけなければならないのと、最悪辞めてもやっていける自信をもって働くのとでは雲泥の差があります。

だからこそ、会社に所属している間にコツコツ個人の信用を積み重ねておくべきで、もしSNS禁止の会社に勤めているのであればさっさと転職した方がよいと思います。

そして、会社員を辞めるにあたってしみじみ思うのは、「土日休み」と「有給休暇」の素晴らしさです。

働いていない時間もお金が入ってくるって本当にすごいことです。画期的なシステムだと思います。

つまり、収入を気にすることなく自由に動ける時間が確実に月8日はあるのだから、それを使って少しずつ信用を積み重ねておけば、後から大きな差となって表れてくるはずです。

まずは目の前の仕事の成果をだすことが第一だけれども、ひとつの銘柄にリソースを全振りするのは投資の面から見ても非常に危険な行為です。

両親世代とは違って、もはや会社が守ってくれる時代ではないからこそ、自分のリソースは自分でコントロールする必要があると思います。

私はたまたま自由にさせてもらえる環境に入って、はじめてそのことに気づきいたので、いい環境で働かせてもらったなと感謝しています。

思ったことをつらつら書いていたら、まったく退職エントリらしくない文章になりましたが、愛と感謝と決意を添えて、新しいチャレンジへのご報告とさせていただきます。

2017年5月18日 最所あさみ

追伸:仕事の相談もお気軽にください!笑

追伸2:「ウィッシュリスト作らないの?」とありがたいお声をいただいたので、ウィッシュリストを公開してみました…!

もしこれ買ってあげてもいいよ!というものがあればぜひよろしくお願いします…!

ウィッシュリスト:http://amzn.asia/3Y7S7RW

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(Photo by tomoko morishige)

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