「おしゃれな男性を増やしたい問題」の研究経過。

街を歩いていておしゃれな人を見かけると、男女関わらずテンションがあがりませんか?

街の魅力は、ショップやレストランなどの「そこにあるもの」だけではなく「そこに集まる人」も大事な要因になっていると思います。

だからこそ自分自身もどこかにでかける時は、手持ちの服をあれこれ引っ張り出してその街で着たい服を吟味するようにしています。

でも街ゆく人を観察していると、女性はファッションもヘアメイクもこだわっている人が多いけれど、男性でおしゃれな人って少ないんですよね。

だからといって決してダサいわけではなく、ユニクロで買ったトップスとボトムを適当に、"仕方なく"着ている人が多い。

可もなく不可もなく、という言葉がぴったりだと思います。

もちろんそうした省エネファッションもひとつのあり方だとは思いますが、世界の半分は男性なわけで、世の中がもっと華やかに楽しいものになるには男性ももっとおしゃれしてほしい!と思わずにはいられません。

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この「男性をおしゃれに目覚めさせるにはどうしたらいいのか問題」を長年考察した結果、男性ってそもそもファッションに接するタイミングがないんだな、と気付きました。

例えば女性なら、中学・高校くらいから確実にファッション誌を手に取るし、そもそもみんながファッションに興味・関心が高いので「それどこのー?」という会話が頻繁に起きます。

最近ではInstagramでコーディネート写真をアップする人も増えたし、街を歩くだけでもなにかとファッションに関する刺激が入って来やすいのです。

しかし男性の場合、コレクションラインやデザイナーズブランドではない「リアルクローズ」に接する機会が女性に比べて圧倒的に少ないんですよね。

そして周りも全身ユニクロだったりするので、「まあいっか」となりやすい。

あと、男性って雑誌を買うハードルが女性に比べて高いような気がします。

雑誌を見て研究するような「がんばってる感」に抵抗があるというか…。

そういう意味ではWebの方がかたちに残らない分、「がんばってる感」が薄まって受け入れやすいのかもしれません。

以前「MBさんの著書は最高のファッション教科書!「UNIQLO U (ユニクロ ユー)2017」でメンズコーディネート9つまとめました」という記事を読んで感動したことがきっかけで「DRESS CODE.」というサイトを知ったのですが、これ、めちゃくちゃクオリティが高くて面白いんです。

なにより読んでいて恥ずかしさがない、「これ最近チェックしてるんだよねー」と言うことに抵抗が少ないだろうな、と感じるのが雑誌と違う部分です。

そして紹介されているコーディネートもすべてベーシックで、ユニクロの着まわしなどすぐに使えるTIPSが満載なので、ファッションに興味がない人も参考にしやすい内容になっています。

メンズファッションってこの「ファッションに興味がない人」が無視されがちだと思っていて、ファッションに関する情報がデザイナーズブランドやモード系など服オタと呼ばれる人たち向けになってしまうんですよね。

そこでハードルがあがってしまって、ますます「もういいや」となってしまう。

もっとリアルクローズでおしゃれな情報が増えれば、男性のファッションも底上げされるのではないかと思います。

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そうしたメディアを通してファッションに興味をもちはじめた後に重要なのは、「変身体験」と「成功体験」。

女性はそもそも小さい時から七五三だの発表会だので一張羅を着せられるので、自然にこの2つの体験を積み重ねてきているものです。

しかし男性は、洋服によって「変わった!」という驚きや「今日素敵だね!」と言われる成功体験を経てこなかった人も多いように思います。

だからこそ女性陣は、男性のファッションや持ち物を「今日なんか違うねー!」とか「それ素敵!どこの?」と積極的に褒めることで成功体験を作っていくべき。

変化に気づいてもらえる、というのは性別に関わらず嬉しいものだと思うからです。

先日スタートトゥディの前澤さんがこんなツイートをされていて、私も一言一句全く同じ気持ちだなあ、と改めて。

特別な日もそうじゃない日も、「今日素敵だね」と言われる体験がもっと増えるといい、そしてその伸びしろはまだまだあると思っています。

今はまだそのための最適解を研究している途中ですが、こういう正解のない問いこそ挑戦しがいがありますよね。

ということで、引き続きファッションをより楽しむための仕掛けについて研究していきたいと思います!

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(Photo by tomoko morishige)

私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。


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最所あさみ

これからの、小売の話をしよう。

ショップは、ただモノを"売る"だけの場所ではなくて。そしてお客様は"買ってくれる"だけの相手でもなくて。明日がくるのが楽しみになるような、そんなショップがそこら中にある世界について考えたことを書いていきます。 (photo by tomoko morishige)
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コメント2件

ファッションも趣味の一つ。それに使う時間も、それに使うお金も、趣味の一つでしかないのでしょう。趣味は共同体の中やコミュニティの中で活動的になるものなので。
興味深く拝見しました。夫が身長185cm(体重もそこそこ)で、着れるサイズの服にオシャレ性がなかなかない(シルエットが細身の人のようによく見えない)問題があり、そういった層向けの良い服ないかなといつも考えてしまいます。
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