ことをなすために需要な「上方影響力」

こないだアシスタントのこまみちゃんから「幕末のリーダーから学ぶリーダーシップ」という本を借りて読んでみました。

大学のテキストなので非売品なのですが、わかりやすい言葉でまとめられており、こういう歴史とビジネスをつなぐ本がもっと増えるといいのになあと思います。

ちなみに勝海舟ファンとしていの一番に勝海舟の章を読んだのですが、その中に出てきた『上方影響力』というワードが面白かったのでご紹介。

勝海舟はもともと貧乏藩士の家の子なのですが、最終的には幕府の要人として江戸無血開城のための交渉まで行った人です。

幕末の混乱期とはいえ、世襲と封建制度が根強かった幕藩体制の中でこれだけ出世したのは異例のことではないかと思います。

その理由として挙げられたのが、前述の上方影響力。

卓越した洞察と戦略思考、そして実行力で仕組みを変えてきた勝海舟は、部下でありながら上司に影響を与え、最終的に将軍からも頼りにされる存在になっていきます。

一般的にいい部下は上司のいうことを着実に実行するものと思われがちですが、実力と信頼があればこそ、そもそもを疑って上司に進言することができ、それがまた評価されるというループに入っていくもの。

どんなに自分に力があってもはじめの戦略が間違っていたら成果は上がらないので、このそもそもを疑う力とさらに信頼に足るだけの実績をもつことが『上方影響力』なのではないかと思います。

ただここで大事なのは、進言するには信頼されるだけの力を自分自身がもっていなければならないということ。

信頼もなしに批判や反対ばかりしていたら、話を聞いてもらえないばかりか、煙たがられて遠ざけられる可能性すらあります。

何かを成し遂げたいと思ったら、そのあたりの機微にも敏感でなければなりません。

そしてこれまでは信頼を得るためにこ会社という組織で淡々と雑用を我慢して遣り遂げるしかありませんでしたが、今は自分の得意なことがあるのであれば外の世界に発信することで対外的な評価を得ることもできます。

居酒屋で『上司が悪い』と愚痴るのは簡単ですが、その根本的な原因を変えたければ、自分自身が上方影響力を持てるように研鑽をつむのが一番の近道なのかもしれません。

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最所あさみ

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