見出し画像

「読む」ことの弊害

Webの記事にしろ書籍にしろ、読むことはいいこととだと言われます。

情報の洪水の中で、インプットはすればするだけいいものだと。

しかし、読んで何か自分の行動が変わっていない場合は、咀嚼することなくただ消費しただけでしかありません。

趣味やひまつぶしが目的であれば問題ありませんが、学び成長するという意味では「読む」ことが悪影響を及ぼす場合もあります。

なぜなら読むことによって「わかったつもり」になり、自分で考えることをしなくなってしまうからです。

さらにやる前から頭でっかちになって挑戦することに怖気付いてしまったり、実際に行動した人からのアドバイスを軽視してしまったり、インプットする "だけ"ではむしろ成功を妨げてしまうことすらあります。

イベントやセミナーも同様で、聞いて「なるほど」と思ったとしても1週間後には内容なんてほとんど忘れてしまっているもの。

つまりインプットの意味は「その後の行動がどう変わったか」にあるのに、何かを読んだりセミナーに行くことでやった気になってしまい、実際は何も考えていない・やっていない人が多いのです。

以前「その一言が、自分の色をつくる」という記事でも書きましたが、その記事を読んでどう感じたのか、なにを考えたのかを言葉にするのはとても重要な作業です。

それをわかっていてもなかなかできないのは、「影響力の武器」の中で書かれていた「人は考えずにすむためならなんでもする」という性質のせい。

人間にはそうした楽な方に流されがちな弱さがあるからこそ、意識して考える機会を作らなければならないのだと思います。

同じだけの時間をかけるなら、そこから最大限に学びを引き出した方がいい。

読んで満足するのではなく、その次に生かす意識を持ち続けたいなと思っています。

***
(Photo by tomoko morishige)

★noteの記事にする前のネタを、Twitterでつぶやいたりしています

★こちらの記事もあわせてどうぞ。

★私のnoteの表紙画像について書いた記事はこちら。

サポートからコメントをいただくのがいちばんの励みです。いつもありがとうございます!