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「便利」よりも「楽しい」ことの方が優先される時代になりつつある、かも?

サービス設計とか全然詳しくないですが、勉強のためによくいろんなサービスやアプリを使ってみます。
そうすると、本当に感動するレベルで「うまくできてるなあ」っていうアプリやサービスがたくさんあるんですよね。

もうだいぶメジャーですがメルカリとかは使うたびにうまいなあ、すごいなあと思います。

ボタンの位置がとかここの配色がとかそういう細かいことは全くわからないのですが、とにかく使っていて楽しいぞ、と。

ゲーム系とかまさにこれですよね。
わたしはもともとゲームしない人なのでたまにしか使いませんが、そんな人でも一度やるとがっつりハマってしまうくらいうまく作られている。

一般消費者向けのサービスはちょっとでも「使いづらい」「面白くない」と思われたらもう二度と戻ってこないし、競合サービスがガンガンでてくるからここらへんの改善が早いし精度が高いと思います。

アプリがダウンロードされて2回目に開かれる割合なんて、細かい数字は忘れましたが絶望的に低かったことを覚えています。
え、そんなにユーザーって戻ってこないものなの!?と。

でも確かに自分の生活を振り返ってみてもそうで、ダウンロードして一通り使ってみて「ふーん」って思って二度と開いていないアプリ、山のようにあるなって…。うん…。

新しいサービスとか商品って世の中を便利にするものだと思うんですけど、今ってもう十分便利なんですよね。

もちろん技術も進化していくしもっともっと便利になっていくだろうけど

「便利さはほどほどでいいや。それより楽しいことしたい!」

っていう人が大多数なんだと思う。

便利なのは当たり前。その上で楽しくないと選ばれない。そういう時代。

今までは対一般消費者向けにその傾向が進んできたけど、これって対企業にも広がりつつあるんじゃないかなあと思い始めています。

飛ぶ鳥を落とす勢いのSmartHRとか、まさにそういう時流にうまくのっている気がする。

うちの会社でいれてるわけではないのでサービス自体を使ったことはないのですが、画面を見せてもらったりお話を伺ってるとBtoBとは思えない楽しげな感じ。

公的手続きってほんとどんよりするというかできれば避けたいものだけど、色使いもやわらかくてサポートもフランクで楽しい感じで(あ、SmartHRさん主催のカスタマーサクセスのイベント行ったのでそれはそれでまとめます)思わず使いたくなるよなあこれは、と思うわけです。

もちろんこれも「便利」が根底にあるサービスだけど、そこに加えて面白そう、楽しそうと感じさせる作りが強さのひとつなんじゃないかなあと勝手に思っています。

うちもBtoBなのでそのあたりいろいろ考えるのですが、対企業だからって全部合理的に進むわけではなくてやっぱり「使って楽しい」気持ちを呼び起こすのは大事だなと。

「これをやらないと先に進めません」「これはしないでください」って禁止するよりも、思わず「こうしたい!」と思ってもらう仕組みをどうつくるか。

例えばメッセージを送るという行為に対して返信してねってリマインドするのは簡単だけど、自発的にメッセージを送りたいと思ってもらうにはどうしたらいいのかを考えたい。
禁止とか制限とかじゃなくて「それが楽しい」という方向で。

人にとって「やらなきゃ」っていう気持ちってわりとストレスで、自分から「やりたい」って思ったことの方がずっと楽しい。
せっかくだったら楽しく使ってもらって、楽しいテンションのまま最初から最後までいってほしいな。そういうサービスが増えるといい。

とかいって、私自身はUIもUXもデザインもプログラミングもなんにもできない子なので「これはなんとなく使いづらい」「こうだったら楽しい」というふわっとした無責任な発言を熱心にしていこうと思います。えへへ。

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