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自分で "コミュニティ"をやってみて思うこと。

今月頭に新しく自分のコミュニティをnoteやSlackを使ってはじめてみて、はや1ヶ月が経とうとしています。

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そこで今回は、コミュニティをはじめてみて学んだことについて書いていきたいと思います。

「広げる」より「深める」ができる

クローズドの環境は『言いたいことが言える』という表現をよく耳にしますが、これはコミュニティないなら悪口や噂話を好きなだけしていいというわけではありません。

クローズドとはいえ不特定多数のいる場ですし、そもそも大の大人が公共の場で人のことをあれこれ言うのはあまり格好いいものではないと私は思っています。

そうした考えもあって、これまでクローズドの場でやりとりすることにためらいもあったのですが、自分でやってみて思ったのは、クローズドの場で話すということはそうした『ここだけの話』を話すためというよりは、『不用意に共通言語が届かない人に届いてしまう』のを避けるためなのだということ。

例えば、Twitterにおける議論のほとんどは、身内同士では『そうだよね』と共感できる内容でも、それが思わぬところに波及してしまったがために『そうじゃない人もいる!』という不幸な出会いが多くの原因です。

それぞれが正義の旗印を掲げた結果として戦争が起こるように、正義を振りかざして戦ったところでお互いに得られるものはほとんどありません。

もちろんこれはバランスの問題ですが、いちいちすべての情報を届かなくてもいい相手に届けてしまうより、共通言語のある人たちと議論を『深める』方が有意義なことも多々あります。

今私がやっている『店舗メディアの作り方』は、小売の人や空間づくり、場づくりをしている人たちが多く、さらに『店舗がメディアになっていく』ということに共感してくださっている人ばかりです。

ただ、一般的には『店舗がメディアになるってどういうこと?』から説明しなければならないことが多く、同じ未来を見られない人もたくさんいます。

そこでひとつひとつ説明するより、まずは同じ未来が見えている同士で考えを深めていきたい。

そのための場所として、このマガジンがあると思っています。

「個の力」を高めるのはSNS力だけではない

はじめてみて気づいたのですが、Twitterはあまりガツガツやっていないけれど、知識が豊富で面白い人はたくさんいます。

しかし前述のような理由で、あまりSNS空間で声高に主張したくないという人も思いの外多いのだということを学びました。

そういった自分で面白いこともやっているけれど発信はしたくないという人にとって、安全と安心が担保されたコミュニティは発言のハードルがグッと下がります。

私はSNSやnoteでの発信によって貯めた信頼で仕事のお声がけをいただいたりしましたが、それも実績やビジネスパーソンとしての信頼あってこそのもの。

同じようにコミュニティ内の発信で信頼が溜まっていけば、何かを一緒にやる相手や新しい仕事の糸口が見つかる可能性も大いにあると思います。

ソーシャルパワーを持ち、さらに成長痛を堪えながらその後も活躍するには相当の胆力が必要になるもの。

個の力を発揮するために必要なのは必ずしもSNSだけが必要なのではなく、自分の信頼のおけるコミュニティ内で信頼を貯めていくというやり方もありなのではないかということに気づいた1ヶ月間でした。

ゆるく、たのしく、長く続ける。

実ははじめる前はあんまり盛り上がらなかったらどうしようとか、すごい大変だったらどうしようとビクビクしながらはじめたのですが、想像以上に私自身楽しく、無理せず運営しています。

自然発生的にフィールドワークやツアーなども企画され、私も学びになりそうなことばかり。

『設計』というほど特別なことはなにもしていないですが、やはり自分自身が楽しめることを自然にやることが一番大切なんだろうなと思う日々です。

今後も引き続き、ゆるくたのしく大人の学びの場として長く続けていきたいと思っています。

★noteの記事にする前のネタを、Twitterでつぶやいたりしています。

今日のおまけは、今アメリカで起きつつある『EC発ブランドがデパートに出店する理由』について。

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