UI/UXと同じくらい、サービスにとって大切なこと

サービスに関わる人なら一度は耳にしたことがあるであろうUI/UX。

以前こんな記事(「便利」よりも「楽しい」ことの方が優先される時代になりつつある、かも?)を書いたのですが、使っていてわくわくさせる、楽しませる設計はこれからのサービスに絶対に必要なものだと思います。

でも最近思うのは、そのサービスやアプリのカルチャーをつくるのはUI/UXと同じくらいそこに投稿されているもののクオリティなのかもしれない、ということ。

例えばR不動産cowcamoといったサービスはなにかすごいテクノロジーを駆使しているわけではなく、機能自体は既存の不動産検索サイトとほとんど変わらないはず。

でもコンセプトの明確化とコンテンツのクオリティの高さで一定の地位を確立しています。

写真の美しさはもちろん、コピーの面白さで思わずひとつひとつの物件を見たくなる魅力があるんです。

どちらもスペースページは恐らくサービス側が作成・編集しているのではないかと思いますが、このクオリティならもし自分が貸主としてスペースページを作成する際も「このクオリティで作らなきゃ」と思いますよね。

この「他の人と同じクオリティで仕上げなきゃ」という気持ちをユーザーにもってもらうことはとても大事で、それこそがそのサービスのカルチャーを作る根源なのではないかと。

Instagramも成功の要因は多々あると思いますが、はじめに写真好きの人たちが競ってクオリティの高い写真をあげていたというのはひとつ重要なポイントだったのではないかと思います。

今や飛ぶ鳥落とす勢いのairbnbも、サービス初期に写真のクオリティにこだわったことで一気に業績を伸ばしたことで有名です。

クオリティが高いものだけが用意されている
→新規できた人のクオリティも上がる
→そのクオリティの高さめがけて人が集まる
→ますますクオリティの高いものが集まる
→以下ループ

Instagramもairbnbも、このループにうまくはまって多くなった印象があります。

そしてこのコンテンツのクオリティがUI/UXと異なるのは、簡単に真似ができないこと。

もちろんUI/UXも根底に深い哲学があって実際は簡単に真似できないものですが、徐々に似たインターフェイスや動きに収束されていきます。

キュレーションメディアといえば大体同じフレームだし、CtoCの売買が発生するサービスもほぼ同じUIに収束しているので、みんな"正解"を手っ取り早く真似したいんですよね。
(ちなみにここで上っ面だけ真似してるところは大体うまくいっていないきがするので、いかに自分の頭で考えるかが大事だなと…。)

でも中のコンテンツだけは一朝一夕に真似できない。

その差は時間が経てば経つほど大きくなっていきます。

だからこそ初期のクオリティにこだわることはものすごく大事なこと。

ビジネス思考の人はどうしても効率化したくなってしまって、はじめからユーザーさんにすべてコンテンツ生成を委ねたくなるものですが、この最初の手間をどれだけ我慢できるかが成功を分けるのではないかと思うのです。

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先日自社のオウンドメディアで書いた「短期間でもスケールできる!これからの”ブランド”のつくり方」というセッションレポートの中で特に強調した部分があります。

最初に情性に訴えかけて「欲しい」と思ってもらい、理性の部分で「こんなにいいところがあるんだ!」という点を理詰めしていく。

この考え方はモノでもサービスでも、これから絶対に必要だと思います。

何もかも便利になってモノもサービスも溢れている今、いかに第一印象で興味をもってもらうか。

そのためには自然にクオリティが高いものが集まるループが軌道にのるまでの間、コンテンツのクオリティコントロールをする手間を惜しまないこと。

これに尽きるのではないか、なんて考えているここ最近です。

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【追記】
ちなみになんでこんなことを考えたかというと、「そういえばnoteの記事って炎上しないよなあ」と思ったことがきっかけです。

色使いとか課金制の仕組みとかいろいろ要因はあると思いますが、ポジティブな意味で話題になる記事が多いのは、すでに人気のあるnoteユーザーさんたちが人を傷つけない柔らかい表現をする方が多いからというのもひとつの理由だと思います。

私は林さん古賀さん大西さんのnoteのファンなのですが、みなさん柔らかい中にも示唆に富んだ文章を書かれる方ばかりなので、そういった記事を日頃読んでいるとやっぱり自分もそういう記事を書こうという気持ちになるんです。

人は多面的な生き物ですから、その人のどんな面を引き出すのかはサービス開発者の腕にかかっているし、だからこそ面白いよなあと。

ということで、私はnoteというサービス自体のファンでもあるので、今後もいちサービスとして注目していきたいと思います。

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大吉!今日はとっても素敵な1日になるはず!
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最所あさみ

現場からは以上です。

「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、考えたこと。組織や働き方、伝え方、モチベーションといったワードに関心があります。 (photo by tomoko morishige)
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